たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

映画「セヴァンの地球のなおし方」

2011-05-30 20:03:06 | 自然
先週のアースラジオで、映画「セヴァンの地球のなおし方」を紹介していました。来月6/25公開だそうです。

1992年の地球サミットでスピーチをした12歳のセヴァンのメッセージは、約20年前になりますが、今、どう変わったのでしょうか。未だに問われている問題ではないでしょうか。

12歳の少女 “伝説のスピーチ” ~セヴァン・スズキ~ 

自然と人間は別物ではないのです。
人間は自然の一部です。
自然を壊すということは、その一部である人間を壊していることです。
心が壊れてしまうのも当然のような気がします。

20年前に12歳の少女が気付いていたこと。
私は、まったく気付いていなかった…
そして今、考えさせられている現状…

セヴァンのメッセージの中で、「自然の直し方は大人でもわからない。直せるかわからないものを壊すのはもうやめてください」と言っていました。

核のゴミをどう捨てればいいのかをわからないままに、原発を作り続けた社会、その恩恵にあずかりながら、私たちは何も考えていなかった…なんだか恥ずかしい思いでいます。

来年、地球サミットが開催されます。注目したいなと思います。

自分の思考のくせ~認知行動療法~

2011-05-23 16:24:19 | 認知行動療法
自分のことは自分が一番よく知っている…本当でしょうか?

認知行動療法でいう認知とは、物事に対する自分の考え方や受け止め方ですが、
人それぞれ違います。

イヤな感情を持つ時、自分がどういう認知をしているか・・・
なんて自分なのに実はわかってないと思うのです。

イヤな感情とは、「本当の自分とは違うよ」ということを教えてくれている機会です。
そこに自分の気づいていない認知が隠れています。

イヤな感情が起こるとき、どんな考えが浮かんでいたのか・・・
ふと浮かんだ考えを「自動思考」といいます。
私は「考え方のくせ」と思っています。「くせ」ならば直せるのではないかと…

そしてそのふと浮かんだ「自動思考(くせ)」を考えてみます。
この考えは自分にとってなにかいいことがあるのか…
イヤな感情を引き起こすのであればいいことではないですよね。
だとしたら違う考え方ができないかどうかを考えてみることです。

たとえば、イライラする相手がいるとします。
相手の行動にイライラする時は、「なんでこの人は…」という気持ちになるでしょう。
でもその相手は自分をイライラさせようとして行動しているのでしょうか。
わからないのかもしれない、気がつかないだけかもしれない…

そう考えを変えると、イライラはどうなっているでしょうか。
パーセンテージでいうと、どのくらい減っているか、増えているかを
スケールを使って感じます。

イヤな感情は、そのままほおっておいたり、逃げたりしていてもなくならない・・・
「くせ」ならば、また同じ感情になるでしょう。
まして、その気持ちを抑えつけてしまうとどんどん大きくなっていきます。

イヤな感情は、本来の自分、または、楽に生きる方法に気付くせっかくのチャンスです。
そして、「くせ」は無意識にしてしまうものです。やはり自分では気付きにくいもののようです。
リラックスした時に、イヤな気持ちになった時に何を考えていたのか振り返るだけでも変わっていくと思うのです。