たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

アサーティブへの心の持ち方

2012-11-14 13:11:36 | アサーション


コダチダリア咲き始めました…
いつもこの時期に大きなきれいな花をつけてくれます。




前回の勉強会のテーマ「アサーティブ」は、NPO法人アサーティブジャパンの講師の方をお招きしました。

アサーション、アサーティブ、アサーティブネスと、みな「自己主張をする」という意味です。
自己主張というと「なんでも言いたいことを言う、しかも押し通す…」のようなイメージがあるのですが、まったくそうではないのです。
以前にもアサーションについて書きましたが、アサーティブとは、他者を認め、他者の主張も聞いて、自分を表現するというものです。
なんだか、そんなうまいことできれば苦労しないよ、と言われそうですが…

コミュニケーションのパターンを3つくらいに分けるとだいたいこんな感じだそうです。
攻撃的…つい怒ってしまう
受身的…ふみにじられても黙っている
作為的…皮肉などを言ってしまう

どれもストレスを抱えそうですよね。
コミュニケーションは性格ではなく「癖」だということです。
人の考え方も癖だと思うので、もし自分にストレスを抱える癖ならば、直せばいいということです。

では、アサーティブにコミュニケーションをとるってどうやって???
大切なのは、技法ばかりではなく、やはり心の持ち方だということです。
・自分はどう感じているか
・私は(主語は「私」)こう思っていると伝える
・相手を思いやっているか、人として対等に感じているか
・言っても、黙っていてもその後の行動は自分が責任を持つ

「言うべき事を言う」というのと、「わがままを言う」というものの違いはわかると思います。
自分を大切にする事と自分を甘やかす事とは、まったく違うのです。
そして、黙っている(言わない)を選んだ場合は、自分が選んだことには不満を抱えないということです。

またここで、天外さんの本「宇宙のゆらぎ・人生のフラクタル」の中から…

問題が起きた時
第1ステップ 人はみな自分勝手であるという事を理解する。
第2ステップ 自分も自分勝手ならば相手もあいて勝手?であるということを可能な限り認める努力をする。それをお互いにやる。
第3ステップ なんらかの解決方法がみえてくる。

これは自分を知り、相手を尊重することにもなり、アサーティブな心構えに通じているなと感じました。

明日は久しぶりに「グロリアと3人のセラピスト」鑑賞勉強会です。

アサーション

2007-03-29 19:55:59 | アサーション
アサーショントレーニングに興味を持って本を読んでいると書きましたが、先週は、アサーションを役に立てる出来事が多発、ほんと多発して少々しんどいです。
何か、試されてるのかな~~

アサーションとは、相手を尊重しながらも自己表現をしていく事です。

人とのかかわりで、三つのかかわり方があるといいます。
1、攻撃型 自己ばかりを主張して、他者を踏みにじるやり方。
自分の主張が通らないと、どう喝をしたり、トラブルの原因にもなり、自分も相手もよくない気分をもちます。

2、非主張型 自分より他者を優先し、自分を後回しにするやり方
一見、その場の人間関係は良好のようにみえますが、自分の中で我慢や欲求不満が重なります。

3、アサーティブ 自分も相手も大切にしたやり方
他者の意見を尊重しながらも、自己表現をするので、双方とも不満の少ない方法です。

もちろん、3がベストであることはいうまでもない事ですが、それがなかなか難しいのです。
そこで、アサーティブになれるよう、アサーショントレーニングが必要なわけです。

日本人は、わりと非主張型が多いと思います。すべての場面で非主張型になると、常に譲る事ばかりで不満がどんどん膨らんでしまいます。
でも、自分は主張できないからすべて人に譲るという事を選んでそうしている人はそれでもいいのです。
他者の言いなりではなく、自らが「主張しない事」を選んでいるのであれば、我慢や不満がないはずだからです。

もし、我慢が多いと感じたならアサーショントレーニングが必要ではないかと思うのです。
人の気持ちを察するというのが美徳とされている日本の文化ですが、実は本当のところ他人の気持ちがどこまで推し量れるかは、難しいと思うのです。
自分の気持ちをまったく表現しないで、他人に察してもらおうと思うのは、やっぱり欲張りなのではないかと思います。
そして自己表現がうまくできない人は自分自身がよくわかっていないからだといいます。
他人(家族でも)の気持ちばかりを推し量っているよりも、先ず、自分の気持ちをしっかりと認識しておく事が大切ではないかと思います。

とはいえ、なかなか難しい事です。