たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

分析とは。。。

2006-11-29 21:34:51 | 日々の雑感
心理学を学んでいると、分析という言葉がよくでてきます。私はなぜかこの分析という言葉がどこかしっくりしないというか、分析が必要なのか疑問に思ってしまっています。

性格分析にしても、この人はこういう性格であるとは、必ずしもいえないものだと感じています。
大まかな分析はできても、それぞれ色々な部分を持っていると思うのです。
一億人いたら、一億通りの性格があるのではないかと感じています。
なので、多くの占いは半分くらいしか信用していません。

つまり、まったく同じ性格はいないのだと思っています。
とすれば、夫婦もまったく同じ夫婦は存在しません。
夫婦がまったく同じものがないとすれば、子供の育った環境、感覚、そして今まで経験してきたものは、ひとりひとり違うはずです。

そして、そのひとりひとりの心も、昨日と今日では、また違ってくるものです。感情は日々変わるものだと思っています。

その違う思いの時にたまたま関わってしまってトラブルが起きるときもあります。
いつもは、違うのに~~なんでこんな風になってしまうの??なんて思う事あるはずです。

そう考えると、人との関わりが簡単なはずがない、むしろ難しいのが当たり前なのに、みんなうまくできるのが当たり前のような、うまくできないとダメな人間のような気持ちになって苦しんでしまってないでしょうか。

一億とおりの性格があるとしたら、自分が自分でいるあるがままの自分のほうが一番生きやすいと思います。
人の心に振り回されず、人が自分をどう思っているかを考えず、生きられたら楽でしょう。

そして考えよりも感覚を研ぎすませれば、わりとうまくいくものなのかもしれません。
考えすぎるよりも感覚で人と関わる事はこれから必要かもしれません。

分析がどうのというわりには、ちょっと今、人と人との関わりを分析する交流分析を勉強しています。
また、分析を勉強してみて何か得られるものがあれば、紹介したいと思います。

こだわりを捨てる事

2006-11-24 16:47:30 | ゲシュタルト
だいぶ、秋も深まって寒くなってきました。家の前のもみじもホントきれいに赤く染まってきました。

連日のように、若い命を自ら絶ってしまう報道には本当にやるせない思いになってしまいます。

こだわりを捨てる事。とても難しい事です。
仏教で、このこだわりは「執着」といって忌み嫌う事だそうです。

ゲシュタルトセラピーを勉強していると、今ここの感情を味わうという事をよくします。だいぶその意味がわかってきたように思います。

もし今が、辛かったら、苦しかったら、その感情だけをずっと味わいます。
そして身体の感覚をも味わいます。暑い、寒い、頭が重い、等。。。

その時に、なぜこんなに辛いのかを、理屈やなにかで納得しようと考え始めると、憎しみや恨みなど負の感情が増えてどんどん苦しくなるのです。
それは自分を傷つけているから苦しいのです。

人はよく、「傷ついた」とか、「傷つけられた」とか言います。
たとえば心無い人が言った言葉に傷ついた、または裏切られたというような事があっても、本当に魂が傷ついているのは相手のほうです。
でも相手は、平気な顔をしている、としても、それは心が気付いていないだけで、魂はかなり傷を負っています。傷がたくさんある魂は、幸せからは遠ざかっています。

言われた人は傷なんかついていないのです。
でも、同じ思いをさせてやろう、憎い、恨むなどと考えると、その時点で今度は自分の魂が傷つくのです。
そしてこだわりが生まれ、苦しんでしまいます。

今、悲しい気持ちでいるとしても、傷はついていないのだから悲しい気持ちだけをじっくり味わって他の事を考えない、無理にポジティブに考える必要もありません。こだわらないと魂は癒されます。
ゲシュタルトの不思議はここかなと思ったりします。まだまだですけど。。

自分の魂は傷つけないように大事にしたいな~ピッカピカに磨きたいですね。




またまたゲシュタルト

2006-11-14 10:44:02 | ゲシュタルト
納期に追われながらも、イベントや勉強会に参加していましたが、その事も書けずに日々が過ぎていってしまいました~~
「落ちてます」と書いた後なので、ずっと落ちたまんまみたいですが、もう遠い出来事のようになって忘れてしまっています^^;

このまえの日曜にかねてから参加したかったゲシュタルトアソシエイツの体験セミナーに参加してきました。
さすがに日曜は書くぞ!と思っていたのですが、う~~ん、また一日また一日とたってしまいました。

その日は、丸一日、ゲシュタルトに浸って、癒されてきました。一日勉強しているはずが気分が楽になり、まるで疲れを感じませんでした。なんだろう~不思議な感覚なのですが。。。
勉強なのに何も考えないでいいのです。自分の感覚だけを感じていればいいのです。

ゲシュタルトの「今・ここ」を大切にする意味がわかってきたように思いました。
過去の出来事や過去に感じた事は、今ここには存在しない、未来もまた存在しない。。。
今ここの感情だけを自分の五感で味わう中で、今の心の中を表に出していくというセラピーです。

人は物事に理由づけをしたり、理屈で何かを考えて納得したがるようなところが多くあるはずです。
そして仕事ばかりをしていると、考える事しかしていなくて、感覚を感じる事をしなくなっているほうが多いようです。
それが、知らず知らずのうちに疲れがたまったり、心がわからなくなったりしてしまうのです。

ゲシュタルトセラピーでは、悩みを事細かに話す必要はまるでないのです。もちろん、話したい欲望があれば、話してもかまわないのですが、それよりも、今ここの感覚を味わう事を重視します。
理屈ではなく、感覚で行うので、人間本来のというか、自分本来の姿になれるので、らく~な気分になれるのです。

もっともっとゲシュタルトについて書きたいのですが、「感覚」を言葉にするのってかなりむずかしい。。。
今度、具体的なワークの体験をお話しします。

やっぱり感覚的なゲシュタルトって私に合っているのかな~と感じて帰ってきました。