木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ハブ茶の愛用

2022年12月03日 05時46分33秒 | 耕作放棄地

皆さんはお茶がお好きであろうか。この場合、お茶というのはいわゆる「緑茶」のことだろう、緑茶と異なり、俗に言う「健康茶」と呼ばれる物を好まれる方々もおありかと。我が家でも同様で、商品名は不明だが各種の野草等をブレンドしたお茶を愛用している。仲間内では「ハブ茶」を好む者もあり、農園で採取して活用する事例もある。今回はハブ茶のご紹介をしてみようかと思う。ご存じの方もおられるかと思うが、ハブ茶とは「エビスグサ」と呼ばれる野草の種子を素材とするものである。最も、四国のとある地方では、種子ではなく葉や茎を利用する慣習があるのだとか。

エビスグサの種子は「決明子(ケツメイシ)」と呼ばれ、中国では古代より漢方薬の一種として利用されて来たようだ。主に眼に働くようで、目の充血や頭痛或いは便通を整える働きもあるとか。いわゆるカフィンは存在しないようなので、子どもさんにも安心だろう。このエビスグサだが、当地では農園に勝手に自生している・・・・・・といった方が良いのでは。他の野菜と異なり、いわゆる栽培物では無いのだ。無論、初期には誰かが種子を蒔いたかと思われるが、近年は勝手に育ってくれる。春先に芽を出し、上述の種子が採取できるのが今頃であろうか。乾燥して茶色くなったサヤを摘み取り、中の種子を取り出す手法だ。保存は常温で空き缶等に保管すれば十分かと。利用方法は「煮出し」が一般的かと思う。

このハブ茶を愛用しているのが、例の「大御所」氏、本欄では登場の多い人物だがそれだけ野生生活に長じているのだろう。毎年採取してお茶化し、農園へ持参する水分として活用している。味はサッパリとしていて癖が無く飲みやすい。子狸も一時ハブ茶にはまったが、最近はゴーヤ茶に乗り換えた。こちらは腸の働きを強化するようだ。年齢を重ねると腸の働きが弱くなるので、補強してくれるものかと想像している。ちなみにゴーヤ茶の飲用は例の「百姓候補生」氏の勧めによるものなのだ。

各人各様でいろんな産物をお茶とする風習があるようだ。緑茶は茶の木の葉を、他にもカキ茶・ドクダミ茶・ビワ茶・アロエ茶・ハトムギ茶・ゲンマイ茶・・・・・・・・・等々枚挙に暇がない程だ。まあ、お好み次第でどれでも良いのだろうが入手しやすい品が一番かと。

その点、勝手に自生してくれる「エビスグサ」はコスパ最高の品でしょうか。「大御所」氏が愛用するのも当然かと。画像は何れも農園内に自生するエビスグサの活躍状態です。仲間達の各耕地に勝手に自生して、時には栽培野菜の妨害となることも。

 

 

 

 

 

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