ジャガイモが二期作なのはご存じかと思う。つまり「春ジャガ」と「秋ジャガ」だ。春ジャガが2月~6月と4~5ヶ月栽培するのに対し、秋ジャガは9月~12月と多少短い。日照の少なさもあってか、栽培も少々困難で、品種の選択も限られてくる。そうした難条件下でも仲間達の大半は栽培に挑戦中だ。ジャガイモが必需品である証なのかも知れない。「長老」を筆頭に栽培中のジャガイモだが、品種的には「デジマ」や「アンデスレッド」等が多いようだ。とりわけアンデスレッドは人気な模様で、選択する者も多い。赤い色合いの少し小ぶりなジャガイモだ。仲間達の挑戦に対し子狸は栽培を見送った。理由は単純で、単に空き畝が無かっただけの話。ジャガイモはナス科の野菜、ご存じだろうが夏野菜はナス科のオンパレード、秋口には連作制限となる箇所が多いのだ。
当然ながら6月頃に収穫した春ジャガは既に消費しきっている。本当は植え付けたかったのだが、残念至極、スーパーのお世話にならざるを得ないだろう。スーパーでは北海道等の秋ジャガなのか、春ジャガの保存版なのか不明だが、てんこ盛りの状態。流通機能に感謝の一言だ。年が変わり2月に入ると新たな植え付けが始まる。既に畝の準備は万端、量的には多くは無いが、必ず栽培したいと張り切っている。
さて該当の秋ジャガだが、既に正月も間近で農作業も限られてくる。収穫を急ぐ必要があるだろう。当地はこの数日、急激な冷えこみで、本日も外は雪景色だ。未だ暗闇なのだが、雪の白さが浮かび上がっている。収穫作業も雪景色の下では困難だろう、というより農園への出動自体が危ぶまれるか。子狸も小さな峠越えのルートなので、本日の出動は無理かと解している。
仲間達の栽培も量的にはそう多くは無い。収穫作業に着手したら短時間で終了するかと思うが、着手出来るか否かが問題なのだ。気象異変とも思える寒気団の到来で、作業も制限されるのは致し方無いのだが。雪と言えば、日本海沿岸地域では大渋滞が発生中だとか。物流網が止まったら死活問題、ジャガイモどころの話では無くなってくるだろう。噂の電気自動車も、雪景色の中では死亡事故にも繋がりかねない恐れがある。電気自動車王国ノルウエーが大混乱に陥ったのもある意味当然かなと。