木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

焚き火の炎赤々と

2022年12月11日 05時15分48秒 | 森の果樹園

東の方角が白んできた。どうやら夜明けも近いようだ。本日は定例の「森の作業日」、仲間達も勇んでスタンバイしている頃だろう。例によって、子狸の取材活動が困難なので、過去年の画像に頼りながら活動状況を推測してみようかと思う。12月ともあって冷え込みがきついが、森の中は又格別だ。霜や降雪が見られ無いのがまだしもの救いだろうか。まずもって体を温め、暖機運転を行った後の作業活動となるのは当然かなと。彼方此方に散らばっている剪定枝や伐採した支障木を拾い集め、焚き火を作っての「火遊びの時間」となる。数ヶ月放置した雑木類は良く乾燥しており、燃え上がるのも心地よい。団欒しながらしばしの憩いの時間、情報交換の場でもある。

雑草の伸びは止まっており、草刈りの必要性は薄い。冬場の仕事は剪定や伐採或いは森の中の整理整頓がメインとなってくる。当面、大きな支障木も無いので、チェーンソーの出番も少なめだ。クヌギの木が多かったら、伐採してシイタケ栽培の原木を作るのだが、生憎とクヌギやナラ等には恵まれていない。当地は常緑針葉樹の人工林が主体、落葉広葉樹は少ないのだ。それに植樹活動には少々早いだろう。

ということで分散して森の整理整頓にと散らばっていった。森の中に点在している剪定枝や切り落とした小枝類を拾い集める。放置したままだと春先から行う草刈りの妨害となるのだ。伸び出した雑草の中に隠れた小枝等はキックバックの原因とも成りかねない。家庭でも同様だろうが、雑然とした環境は事故を招き寄せるのだ。傾斜のきつい環境なので、歩き回るだけでも結構な運動量となってくる。ジムへと通う仲間も存在するが、大半の者にとっては息切れする状況だ。時折には座り込んでの休息タイムとなるのは必定かと。

冬場の今頃はユズやキウイが満載の収穫期、作業の合間には収穫へと舵を切るのは楽しみの一環かも。カゴと高枝鋏を持って樹木の下へ。ユズはご存じだろうがトゲが激しい。面倒だが高枝鋏を使わないと収穫が困難なのだ。専業農家のように、剪定活動を強化して低木仕様にしていればまだしもだが、そううまくは出来ていない。キウイはまだ手が届く範囲で、収穫もラクチンだ。

森の整理整頓が半分、収穫活動が半分・・・・・・といった案配かな。早めに作業を切り上げ、農園へと向かおうとなるのは暗黙の合意かと。農閑期に入ったとはいえ、野菜達の状況も気がかりな模様だ。

 

 

 

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