木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

肥料の搬送

2022年12月09日 05時08分13秒 | 耕作放棄地

農作業には肥料が必要なんだが、どんな肥料をお使いだろうか。我々は「乾燥鶏糞」を多用する事が多い。鶏糞主体で他に補助的に「米糠」や「化成肥料」等を使用している。肥料では無いが、耕耘時に籾殻をすき込むことも忘れない。使い方は鶏糞や米糠は「元肥」としての利用が多く、化成肥料は「追肥」としての利用かな。入手先は近くのホームセンター。近場に養鶏場も存在するのだが、進入や駐車にはホームセンターの方が利用しやすく、もっぱらのセンター通いとなってくる。価格は店舗によって異なるが、多くは一袋15キロで100円前後だ。安価に購入できるのも多用の一因かも。

子狸的には半ダース6個を1単位としている。従って購入時には6個を入手し、農園には1ダース以上を常備するようにしている。車で搬送するのだが、鶏糞の汚れや土ぼこり等の付着も有り、多少は車内が汚れるが致し方ないかと、農耕車なのだ。農園近くまでは楽に搬送できるのだが、車から降ろしてからが大変だ。狭い畦道を一輪車を使っての搬送、バランスを取るのが難しい。体力の劣る子狸には、2個30キロ積み込むのがやっとこさ。何度か往復して搬送を終えた。

農園の一角にはブロックを設置して、肥料置き場を作っている。農地に直置きだと水分を吸収しやすく、乾燥肥料が湿気肥料とも成りかねない。当然ながら雨水対策も必要で、厚手のビニールを二重に被せている。これで湿気の大半は防止できるようだ。中には野積みしている仲間も見られるが、やはり湿気を帯びるようで使い勝手が悪い模様。利用法は上述したように、耕耘時に籾殻や米糠と同時にすき込んで、元肥として利用する手法がメインだ。追肥として利用するケースもあるが、多くは化成肥料に頼っている。ちなみに化成は8-8-8が主体、肥料成分が少なくて余り考慮することなく使えるのが便利かと。

かっては「鶏糞」では無く「豚糞」に頼って耕作していた。内情を明かすと、人的なツテに頼り奈良県奥地のとある養豚場までトラックでもらいに走っていたのだ。菓子折ひとつで頂戴な・・・・・だから、なんぼ養豚主のご厚意とはいえ気が引けていた。ご厚意に甘えるのもどうかなあ・・・・・・・となって次第に足が遠のき、乾燥鶏糞の購入に至った次第。こちらは商業ベースだから、作業は事務的だ。気兼ねの必要性は無い。

ともあれ農作業に肥料は必需品、最近は「無農薬無肥料」を主義とされる方々も少なく無いようだが、家庭菜園的な栽培だと可能だろうが、少なくとも食糧の確保という視点からは困難かと思える。まあ、人様それぞれだからどのような手法でも構わないのだが。

 

 

 

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