子狸特有の栽培法かも知れないが、ゴーヤとキュウリとを混載して栽培している。つまり同一ネットを利用して交互に植え込んでいるのだ。当初の目論見は半分半分、仲良く共存してくれれば・・・・・・と願っていたのだ。だがそうそう甘くは無い。生物界の基本原則、適者生存、が働く。栽培地の現況をみれば圧倒的にゴーヤが有利なようで、専有面積をみると8:2位かな。
キュウリも生命力はあるのだが、対ゴーヤでは位負けするのか押され気味だ。夏場を迎える昨今、南洋植物のゴーヤは「適者」なのかも知れない。同時にキュウリも夏場用の野菜なのだが、原産地がヒマラヤ山麓と聞くから、或いは温暖若しくは冷涼な気候好みなのかも知れない。南洋特有とも思えるギラギラした太陽下では、ゴーヤに位負けするのはある意味当然かもと。
かといってあれこれ手を加えるのも考えもの、自然環境での成長に任せるしか無いのかも・・・・ですね。昨年もそうだったが、夏場の終焉期にはゴーヤのみの世界となってしまった。
7月に入って気温も30度越え、本格的な夏の到来の模様だ。ゴーヤの勢いはますます強くなっていくのだろう。キュウリは押され気味で、ゴーヤの陰でひっそりと生存するのだろうか。我を主張する強烈さが欲しいところだが、人間同様、持って生まれた基本的な性質は変わりようが無いのかも。ご存じだろうがキュウリの大半は水分だ。夏場にキュウリを囓るのは、ある意味水分補給とも言えるかも。水分携行を忘れたら、畑でキュウリの生かじりでも良いかも知れませんね。
さてさてキュウリには頑張って欲しいところだが、大勢は決まったようだ。占有面積の差で誰しもが解ること、覆すのは難しい。キュウリもそれなりに収穫物が欲しいところだが、期待できるかどうか。キュウリの最後の一踏ん張りに望みを掛けておこう。