彼方此方の田圃で行われていた「中干し作業」だが、どうやら完了したようだ。水路の水が急激に減っている。各田圃が水を必要としてるらしい模様だ。近くの田圃を覗いて見ると、導水門が開けられ水がとうとうと流れ込んでいた。土中のガス抜き等が無事に終了したようだ。稲は未だ成長中、当分の間は水を必要とする.用水路の役割発揮は当分続きそうだ。
稲作の原点だが、田圃にはやはり水が欲しいところ。カエルや水生昆虫等も待ち望んでいたようで、田圃の賑々しさが急激に高まった。カエル合唱団とでもいうのか、あちらでギャー、こちらでもギャー・・・・・何というのか理解が困難な音声だ。カエルとの会話には有能な通訳者が必要なようだ。最近だと通訳ではなく翻訳機だろうか。
当地は段差の大きな丘陵地帯、俗に言うところの棚田地帯だ。大半が水田で水を必要とする耕地ばかり、一斉に導水門を開けられルと水が不足気味かも。取り合いにならなければ良いのだが。師匠の田圃も導水門が開けられていた。
今月から来月いっぱい位は水が入用だろう。9月に入ると,今度は逆に水を落としにかかる.稲刈りを見越して田圃を固めていく必要性だろう。かくして1年間を通して水田では水を入れたり出したりと大忙し、水無くしての稲作は不可能なのだ。しかも山の湧き水を利用した米作りが一番美味しい米ではないかと夢想している。当地の田圃は全て金剛山からの湧き水による栽培なのだ。地場産米が余り市場に流れず、近親者で消費されるのもある意味当然かなと。