チップソーの交換に際し、すったもんだしたことはご存じかと思う。結局プロの介入を待って無事に解決、ナットは取り外しが出来た。残るはチップソーの交換である。固定ナットが脱着可能とあらば、以降は楽な手順、通常の工具で処理が可能だ。留意するのは六角棒の差し込みと、左回し・右回しの間違いが無いことだろう。マニュアルを再確認して記憶に留め,作業に着手することに。
最初に押さえておきたいのが、指定穴に六角棒を差し込むこと。これでチップソーが固定されるのだ.同じメーカー製とは言え、前機と異なった仕様で、混乱した原因でもある。六角棒を使用するタイプのマシーンに慣れた方々には笑い話みたいな事件だろう。チップソーが固定されれば、次は専用スパナで取り付けナットを外すこと。左ネジなので、左回しで締め付け、右回しで解除だ。
ナットの解除でチップソーを新品と交換、逆仕様で新たなチップソーを固定する。スパナの力を加減して、締めすぎないように留意する。この際、六角棒が逆さまになってるので落下しないように注意、農園作業で落としたら探すのが困難だ。出来れば作業前に下に古新聞を広げて置いたらベターだろう。磁石を常時携行しておくのも便利かも。
手順さえ間違わなければ10分程度で作業は完了する。今まで何度もチップソーの交換は行ってきたが、何れも六角棒の使用は無いタイプだった。新たな場面の出現で混乱してしまったようだ。刈払機を購入した際、念のためザッとマニュアルは飛ばし読みしていたが、微かな記憶が残って六角棒の思い出しに繋がったのだろう。飛ばし読みでも、1回はマニュアルに目を通して置くべきかと痛感した。
それにしても慣れと言うのは恐ろしい。思い込みが行動を決定づけて仕舞いがちなのだ。とりわけ子狸のように加齢現象が進行してくると、柔軟な発想が出来にくい。今時の若い者は・・・・・・・とかの発言は流石に無いが、注意したい側面だ。頭の固定化も進行中なのかも。