木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

防鳥対策

2024年07月04日 05時13分04秒 | 耕作放棄地

野菜栽培を行っていると、害獣や害鳥の襲撃が頻繁である。其処で栽培者が措置するのが防獣・防鳥対策、知惠を絞っての攻防戦だ。一般的にはネットで囲って侵入できないような工作を行う。防獣用ネット、防鳥用ネット、等が市販され、多くは購入品を組み上げる手法だ。これで完全防備が出来れば申し分無いのだがそう甘くは無い。某かの被害が生じるのは想定内のこと、それでも防御に邁進する。今回は例の「百姓候補生」氏の対策を覗き見してみようかと。

彼は防獣では無く防鳥をメインとしたようだ。対象品目はトマト、想定どうりで害獣よりも害鳥に狙われやすい品目だ。一列縦隊でナス科の栽培を行っているようだが、トマトのみ全体を防鳥ネットで囲ったみたい。全体にすっぽり被せ、下部はヒモで綴じ込んである。害鳥は侵入しずらいだろう。今のところ食害されてる雰囲気も無さそうだ。

トマトは害鳥に狙われやすい。子狸のトマト畑など既に何個かの被害も発生している。最も、子狸の栽培手法はネットを用いず、野鳥と栽培者とで成果品は半分こ・・・・・・・と割り切っているので、一寸例外ではあるのだろう。相違点は雑草の差にもある。彼のトマト畑はトマトのみ、雑草は処理されて影も形も無い。反して子狸のトマト畑は雑草だらけ、いわゆるヤブ状態だ.これもヤブをネット代わりと見立てているので、あえて対処していない。

一般的には彼の栽培手法が正当だろう。栽培した成果品は出来るだけ全部を収穫したいもの、防鳥ネットを張り巡らすべきだろう。赤色の防鳥ネットは購入しても数百円、僅かな投資で被害を防御出来て収穫がほぼほぼ完全なら申し分無いでしょう。コスパ的にも納得できるかと。

ならばお前は何故ネットを張らない・・・・・そんなツッコミが来そうだが、まあ世間には物好きな人間もおりまして。収穫よりも野鳥との共存を図って楽しんでいる馬鹿者のようですね。

 

 

 

 

コメント
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