アライグマやハクビシンが夜な夜な徘徊し、仲間達の果菜類を食害している。防御人は数多いが、武器が整っているのは長老だけ。行政から借り受けた箱罠を仕掛けている。囮のエサはピーナツ菓子、何処からか長老が聞き込んできたものだが.これが叉良く効いて、大きな成果を納めつつある。次から次へと捕獲罠に害獣達が掛かってくれるのだ。まさかお菓子のピーナツがこれ程効き目があるとは。
1日(木}早朝、農園へと出向いた折についでに長老の箱罠を覗いて見た。何やらモゾモゾと動き回る物が。幼獣だ。どうやら子どもの害獣がピーナツに誘惑されたらしい。注視してみるが、幼獣の故か特徴が明確では無い。見方によってはアライグマの幼獣にも見えるし、タヌキの幼獣にも見える。これがアライグマなら行政への引き渡し、タヌキなら解放だろう。
識別次第で正反対の対策となるので、此処は慎重に。9時を待って行政の担当課へ連絡し、動物の鑑定をお願いすることに。程なくして、何時ものお兄さんが到着、事情を話して鑑別を依頼する。何度も確認して慎重にチェックされていたが、回収することに決定。アライグマの幼獣の可能性が高いようだ。
植物の同定は困難だが動物のそれも難しい。成獣であればそれなりの特徴が出て、判別も割と容易なんだが。幼獣の場合、似通っているケースもあって専門家でも混乱する模様。それにしても各種の動物たちがひしめいているようで、我々の農園は連中の食料庫となってるのかも。「共生社会」とかの立派な言葉があるが、素直に同調するには少々難ありかな。
アライグマ→ハクビシン→アライグマの幼獣・・・・・と捕獲罠の主人公達は変遷が続いている。次なる住人は何方がいらっしゃるのか。野ウサギやイタチ或いは野ネコの乱入等も考えられる。ピーナツの効果は絶大のようだ。お菓子の魅力、否、魔力は想定外のようで、メーカさんもホクホクなのではなかろうか。
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