木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

用具類のメンテナンス

2024年01月26日 05時21分47秒 | 各種の用具

百姓仕事には様々な用具類が必要である。大別すると、①エンジン駆動の機械類、②エンジン無しの手道具類、に分類され仕事内容によって選択肢は様々、経費の問題もあって「我慢の子状態」もあり得るかも。それはまあともかくとして、必要なのが手入れ作業、形ある者は傷むし壊れゆく物なのだ。定期的なチェックとメンテナンスが必要不可欠だろう。今回はチェーンソーを取り上げて見ようかと思う。

子狸は2台常備している。1台が伐採用、もう1台が剪定用だ。今回の主役は剪定用のタイプ。いわば小型軽量仕様のチェーンソーだ。最初から繰り言となるが、選択が中途半端であった。剪定用に徹するなら、もう少し小型軽量型にすべきだったが、選択をミスったようだ。片手で操作できる程度のチェーンソーが望ましいが、現行のは両手使用のタイプなのだ。

森の作業から遠ざかってチェーンソーの出番は少なくなったが、メンテナンスは欠かさない。折々にエンジンを稼働し調子をチェックする。今のところ順調だ。ただ消耗品は時間的な限度があるので程よい交換が要求される。今回はソーチェーンの交換に励むことに。

スペアパーツはネット通販で購入した。ソーチェーンは某オレゴン社製品を選ぶのが一般的、品番の間違いが無いようにだけご注意を。取り付けは簡単で、本体からケースを外しガイドバーを緩めて新たなソーチェーンを取り付けるだけだ。問題なのは古いソーチェーンの処分だが、箱にくるんで粗大ゴミの日に出すようにしている。家庭用包丁の処分も同様みたいなので大丈夫だろう。

同じくエンジン稼働で必須なのが刈払機、こちらの方が百姓としては一般的かも。消耗品の交換はチェーンソーと同様だが、頻度はこちらが高そうだ。ご注意戴きたいのは、自分でメンテナンスをやると場合によってはメーカーの修理サービスを受けられない場合(特に保証期間中)が存在すること、メンテはあくまでも自己責任でと覚悟した方がよろしいかも。まあ1台や2台はつぶす気で挑戦すれば、克服できるかも・・・・・ですね。

 

 

 

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筋蒔きの功罪

2024年01月25日 05時09分19秒 | 耕作放棄地

種蒔き手法にも種々存在するが、一般的には次の3種では無かろうか。つまり、①点蒔き、②筋蒔き、③バラ蒔き、である。無論、選択はお好み次第だが適性もあり悩ましいところだ。子狸は②がメインで時に①を併用する程度だ。筋蒔きが便利なところは、種蒔きが簡単で素早いことである。葉物類など打って付けの手法ではあるまいか。反してデメリットは「密植栽培」となりがちなことだろう。何せ種子が束になって蒔かれていくのだから。無論、弊害は承知してるので意識的に分散して種蒔きしてるのだが、どうしても過密となりがちだ。

一例として子狸のカブ畑をご紹介しようかと思う。カブとカブとが超接近してお互いに成長抑制を行ってるのが一目瞭然かと。従って結果論的に言うと、野菜のサイズが小粒となりやすく、必要とする分量が得られないケースも。救済策は「間引き」だろうか。発芽して小さめの状態の折に余分な苗を撤去してしまうのだ。難点は結構面倒くさいこと、無精な人間には向いていない。

子狸が一番苦手な対処がニンジンだ。種子が細かいので点蒔きには向かず、筋蒔きとなりがちだ。意識して分散配布をしてるのだが、過密となるのが通例だ。間引きで対処すれば良いのだが、微細な対応となりこれまた無精派には適応しがたい。従ってニンジンの収穫は大半が鉛筆状態となりやすく、食材としての利用価値が半減する。

比較的に楽なのがマメ科の野菜達、種子が大きいので点蒔きに十分対応出来、的確な配置が可能だ。とりわけソラマメなど大粒の種子はビニールポットによる育成等も可能で重宝している。葉物野菜もこうした手法がとれれば楽なんだが。種苗店を覗いていると、無数に分割したパレットに種蒔きして育苗してるケースもあるようだ。ピンセットで種蒔きしてるのだろうか。

お手軽な手法として苗を購入し栽培する事例もあるが、基本的には種蒔きだろう。種子が発芽し、徐々に大きくなっていく姿は眩しいほどだ。出来るだけ種子栽培を採用し、苗購入は補助的な手段に留めたいものだ。

 

 

 

 

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真冬のハヤトウリ

2024年01月24日 05時05分24秒 | 耕作放棄地

農園では「大御所」と「長老」のお二人が「ハヤトウリ」に挑戦中とはレポートしたかと思う。晩秋に栽培を終え、冬越しの準備を行っていたが、現状を覗いて見ようかと思う。ご存じの様にハヤトウリは多年草、茎や葉は枯れても根株は生き残る。それをどうやって冬越しさせるかが至難の技だが、ご両人共にうまく乗り越えているようだ。要は寒冷期対策、ハヤトウリは寒さに至って弱い。子狸と同類なのだ。従って暖房装置を施す必要があり、霜や雪への対策が欠かせない。

画像で現状をお伝えしたいが、残った根株を籾殻やマルチ・稲藁等で囲って上には防水・防寒対策を施している。多少の相違はあるが狙うのは一緒だ。要は残った根株を暖かく保護して水や霜・雪等から守ってあげることだろう。今は大寒期の真っ最中、年中で一番寒い時期だ。この期を乗り越えたら半分成功したようなもの、保護対策の真価が問われている。

今年は暖冬気味の予想だったが、本日は最高気温で4度位、大寒期の本領発揮だ。画像証拠を張っておきたいが、日中太陽光線下で3度前後を指している。風も冷たく、体感温度はもっと下回るだろう。

さて件のハヤトウリ栽培だが、長期的には危ぶまれている。ハヤトウリそのものが問題では無く、栽培地が問題なのだ。ご両者のハヤトウリ畑は隣接してるのだが、農園の端で崖地の上に乗っかった状態。そのうえ下部の土壌がえぐられつつあり、何時しか崩壊・崩落の危険性を抱えている。半分リスクを伴っており、栽培中止のシグナルも出始めかも。

こうした現状で、ご両者が何時まで栽培を続けられるか疑問だが、現行の仲間で追随者は出そうに無さそうだ。当地ではハヤトウリの消費習慣が余り無く、栽培・使用にためらいが生じるのだろう。使い慣れた方々にとっては有益な野菜なんだろうが。

 

 

 

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スイセンの開花

2024年01月23日 05時24分04秒 | 耕作放棄地

村内には「スイセンの丘」が存在する。「道の駅ちはやあかさか」から徒歩10分程度の距離だが、休耕地を活用してスイセンが無数に植え込まれているのだ。本数は5万本とも言われており、噂の越前海岸や淡路島にもひけを取らない存在かと自負する者も。付近一帯はサクラの名所「奉建塔」の存在もあり、併せてお楽しみ戴ければ幸いかなと。

植え込まれた品種は「ニホンスイセン」、最も多く目にするタイプだ。白い花で中心部が貴色の外観、詳しくは画像でご確認を願います。確か越前海岸も淡路島も同様タイプだったような気が・・・・・・。他にも良く目にするのが花全体が黄色の「ラッパスイセン」だが、当地には植えこまれてはいないようだ。近隣では和泉市のリサイクル環境公園に存在があったように思うので、ご参考まで。

スイセンで思い出すのが事故の話。スイセンが開花中は問題無いかと思えるのだが、開花期以外には茎のみの存在となり野生のニラと酷似している。野草摘みの人々の中で、スイセンとニラを誤認して採取し食材として使用して中毒症状を起こしてしまうケースもあるそうな。スイセンの所属がヒガンバナ科と言えば想像つかれるかと思うが、毒草である。くれぐれも野草採取にはご注意を。

農園内にもスイセンが植え込まれている。こちらは公設のものでは無く、例の「千早の忍者」氏が植え込んだものだ。数量的には決して多くはないが、結構綺麗な花を咲かせている。冬場のモノトーンの世界に白い花だから、艶やかさや華やかさには欠けるが結構人目を引く存在だ。千早の忍者氏も多忙な中で花卉栽培に熱中しており、仲間達を楽しませてくれる。今年こそコウテイダリアの開花を待ち望んでいますので。

スイセンは花期が長く、条件によっては12月から5月頃まで楽しめるようだ。当地のスイセンは其処までの元気は無く、2月~3月位までだろうか。春の到来と共に主役の座を明け渡すようだ。春の到来とも為れば千客万来、多様な色彩の花々が咲き誇る。それまではスイセンに頑張って戴きましょうかな。

 

 

 

 

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セキレイが遊びに

2024年01月22日 05時24分39秒 | 耕作放棄地

農園には時々訪問者が訪れる。大別すると、①仲間達、②地権者、③獣や鳥たち、④誤入の観光客、・・・・・といった案配だろうか。①②はともかくとして、歓迎するのか拒否したいのかが分かれるのが③であろう。拒否権発動は獣害をもたらす小動物達、つまりアライグマやハクビシンそれにイタチなど。逆に歓迎したいのは鳥類であろうか。側の梢の上で農作業を見守ってる姿などかわいらしいものだ。当地には大型獣はほぼ存在しない。時折来訪するのがイノシシ位で、大半は上述の小動物達だ。従って,小動物を拒否し鳥類を歓迎する・・・・・・というのが基本的なスタイルかな。

本日はその一例として、セキレイが遊びに来てくれたようだ。畑の中をチョコマカと動き回ってエサを探している模様。セキレイの特徴だが、耕耘機を掛けた直後に飛来する事例が多いようだ。何処かの高台から見張っているのだろう。耕耘機を掛けると土が攪拌され、土中の虫が飛び出すケースが多く、セキレイはそれを狙ってる模様。農家とセキレイとの見事なコラボレーションだ。

本日は耕耘作業では無い。それでも彼らが来訪したのは、まだ食事にありついていないからだろうか。何かを提供してあげたいが、彼らの好物は小さな虫達のようで、犬猫みたいに市販のエサがある訳では無いのだ。提供しようにもあげる物が無い・・・・・・と言うジレンマ。まあ過保護は却ってマイナス要因だろうから、自然界の節理に任せた方がよろしいのかも。

当地の農園では、来訪する鳥類は限定される。最もポピュラーなのがセキレイやヒヨドリそれにムクドリなど。スズメやメジロそれにツバメなどはほぼ見掛けない。時折の来訪で嫌われ者がカラス、猛禽類は滅多に見掛けない。山村であるにもかかわらず、時としてユリカモメの姿を見掛けるのは不思議だ。大幅に変動したのがスズメとツバメの消滅というのか、ほぼほぼ姿を消したことだ。かっては田圃の上を飛び交うのが通例だったのに。原因は住宅構造の変遷にあるのでは・・・・・・と推測してるのだが。

こうした状況の中で、ホッと一息付けるのはセキレイであろう。穏やかで愛くるしく、農作業の邪魔にも為らないので癒やしの鳥とも言えるかも。最も来訪してるのが、「セグロセキレイ」なのか「ハクセキレイ」なのか、見分けはつかないのだが。

 

 

 

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