木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

芽出し作業中

2024年01月21日 05時37分08秒 | 耕作放棄地

ジャガイモの栽培準備中だが、特異な作業として「芽出し作業」なるものが存在する。必ずしも必須の作業では無いが、実施すれば成長の早さが期待できるかと。従って仲間内では大半の者が採用中だ。芽出し作業を簡単に紹介すると、早めに種芋を入手し暖かい環境下で芽出しを促す作用である。一般的には屋内の日当たりの良い場所で日光浴をさせるのが通例だろうか。従って子狸も画像のようにサンルームに仮配置している。凡そ1ヶ月程の長期日光浴だ。夜間の冷えもあるので、1ヶ月で新芽が出るか出ないか位の状況だろうか。

種芋は「ダンシャク」と「メークイン」の2種類を準備した。重量はダンシャクが5キロ、メークインが2キロ、数量に換算するとダンシャクが25個位メークインが16~17個位だろうか。予定では1/2カットを行うつもりなので、想定の80個の種芋は準備できるだろうと思っている。40センチ間隔位で植え込んで2畝丁度の分量だ。

種芋は何時もの種苗店で購入したのだが、入荷量が少なめだった。諸事情あるのかも知れないが、入手困難な事例も想定されるので、早めに購入された方がベターかも。子狸の秋ジャガのように、タイミングをミスって栽培不能といった悪事例も存在しますので。

ジャガイモの品種はお好み次第、但し種苗店の取り組み姿勢の相違もあって、特殊な品種は入手が難しいかも・・・・ですね。子狸が選択したダンシャクとメークインはポピュラーな品種、特別な拘りが無ければ選択されるのもよろしいかと。この2種は置いてない店はまず存在しないでしょう。用途は様々ですが、一般的には「ダンシャク」はコロッケやマッシュポテトに、「メークイン」はカレーやシチューや肉ジャガ等に向いているようです。

 

 

 

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竹製階段の修復

2024年01月20日 05時17分07秒 | 耕作放棄地

形ある物は何れ壊れていくのが定めだが、利用者は困り果てる。「再建」や「修復」が要求されるからだ。農園の周囲にも小さな森が広がり、森への出入りには数メートルの高低差を克服する必要がある。我々が取った手段が階段の構築、しかも現地資材を活用しての竹製だ。長年使ってきたのだが、彼方此方に傷みが生じ危険となってきた。当然ながら修復の必要性となり、及ばずながら補修作業を手掛けることに。昨年は百姓候補生氏の応援を求め、二人掛かりで補修したのだが今は農閑期、ヒマでもあるしボチボチと作業を行う事にした。

基本的な視点は二つ、①滑らないよう足止めを、②両サイドに手すりの設置を、つまるところ高齢者でも安心して上下移動が出来るようにとの配慮だ。無論、既存の階段もこうした視点で作っている。要は原則論の再確認なのだ。

破損の原因は経年劣化、つまり資材の老化である。竹製だから無理も無いのだが、鋼鉄やセメントなどと同様には出来ない。短期間での修復が要求されるのは致し方無いのかなと。方法論的には既存の劣化部分を除去し、新資材で構成し直す・・・・・・・と言った手順だ。年初から作業を始め、農作業の合間にボチボチと進めること凡そ2週間、ほぼ完成した。流石に真新しい竹は丈夫そうだ。少なくとも1年間位は役に立ってくれるだろう。

作業で留意したのは上述の基本原則、つまり「転倒」や「滑落」の防止だ。農作業の合間にけつまづいての負傷など、笑い話にしかならないだろう。階下の竹林へと出入りする者も多い。事故無く安心して上下移動して欲しいものだ。両サイドの手すりを握っていれば、最悪の事態は免れるだろう。

 

 

 

 

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氷点下の世界へ

2024年01月19日 05時33分08秒 | 耕作放棄地

当地の冬場の予想は「暖冬」であった。比較的に暖かい日々が続くと思われたのだが、何の其の。結構厳しい日も存在する。時によっては0度以下となる日もあり、水タンクが凍り付くことも。最近まで、氷点下=0度より下、と理解していたのだが、中には0度そのものも氷点下に含める事例もあるようだ。学術的に合致するのかどうかは存じないが、珍しいパターンかと思う。従って氷点下10度という表現はマイナス10度を指すようだが、気象情報ではマイナス表現をしないとか何とか。ややこしいことは抜きにして、要はマイナス温度となると凍り付くという現実だろう。水タンクのみならず、畝等も凍って作業が困難となってくる。ジャガイモの畝立て準備を行っているのだが、しばし休業の必要かも。

画像は子狸の水タンクだが、完全に凍り付いている。最も氷は薄く、鎌等で軽くつつくと簡単に割れてしまう。氷といっても雪国のそれとは大違いなのだ。それでも暖地である当地では、軽度の農業障害であり支障を来すことも。何よりも寒さに慣れない身体条件が作業を躊躇させてしまう。焚き火でも起こせたらウオーミングアップが出来るのだが。

畝立てを戸惑っていると、何やら白い小さな粒が。雪かなとも思えるが氷に近いようだ。おまけに小雨まじりの模様、早々に引き上げるのが正解なのかも知れない。今週の予報は前半が晴れ間で後半は雨模様、後半数日は屋外での作業は困難みたいだ。仲間の「草刈名人」氏からはチェーンソーの携行を依頼されているのだが、こうした天気予報では出動も困難かも知れない。

それにしても当地が「氷点下」となることはかなり珍しい。雪国の方々にとっては当たり前すぎて笑い話かも知れないが、当地の住民にとっては一大事に近い。まあ、まだしも道路が凍結してないだけマシな状態なのかも。冬装備の車などほぼほぼ見当たらないだろうから。

 

 

 

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森からのお土産

2024年01月18日 05時28分18秒 | 森の果樹園

里山保全活動の一環として森へも定期的に入り込んでいる。頻度は月に1~2回程度だが、現行のメンバーが担当してかれこれ20年前後になるだろうか。若くて元気溌剌だった仲間達も、少々年齢を重ね、お疲れ気味の傾向ありだろう。とりわけ子狸が顕著で、ギブアップして早くも2年近くになる。足手まといになってはと、森の作業からは撤退したのだが、仲間達は今尚メンバーとして扱ってくれてるみたい。森から折々の手土産を持ち帰って届けてくれる。疲れた体に重い荷をと気の毒になるのだが、意に介してないようだ。

今月は14日(日)が作業日であった。イノシシ対策の防御事業を施し、お疲れ状態で帰路農園へも立ち寄ったみたいだ。子狸へのお裾分けとして、果実の土産を野小屋に届けてくれてたようだ。17日昼前、偶然野小屋を覗いて気付いた次第、何ともトンマな話である。しかも置いてあった場所は目線の届くところ、誰でも気付ける場所なのだ。全く何処を見ているのやら。

ビニール袋を開けてみると、八朔・ユズ・キウイ、の3品が入っていた。作業の合間に収穫した物だろう。イノシシ防御柵の設置や補修に追いまくられながらも、収穫作業は見逃さなかった模様。まあ半分楽しみがないと作業も実行出来ませんわな。

それにしても仲間達の友情には感謝せざるを得ない。職種も居住地も思想信条も異なっているのに、「里山保全」という1点でコミュニティーを形成し仲良く活動できるのだから。路線の食い違いで時には意見のぶつかり合いも無きにしも非ずだが、何時の間にか合意点を見いだしている。仲間達を横から眺めていてもジェントルマンだな・・・・・・・・と実感せざるを得ない。短い人生に於いて遭遇出来たのは幸運だったのかも。

 

 

 

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ロウバイ咲く

2024年01月17日 05時15分57秒 | 耕作放棄地

季節は大寒期の直前とは言え、寒波の激しいこと。暖冬かと言われた当地でも、等々最低気温が0度を下回った。原稿を書くために渋々ベッドを這い出すも何とも寒い。ストーブ全開だ。余談はさておき、冬場とも為ると色気の無い事。モノクロの世界で何とも寒々しい。こうした時期に色鮮やかな花々があればと期待するのだが、花の世界も冬眠期の模様だ。かろうじて目立つのはパンジーぐらいだろうか。我が家の門柱周りも寂しげで、微かに緑の小世界が広がる程度、春の到来が待ち遠しい。

そうした中で偶然にも「ロウバイ」が咲き誇っているのを発見した。ご存じだろうが、全体が黄色一色の低木樹である。鮮やかとは言い難いが、上述のように色気の無い世界では何とも有り難い。しかも色彩が暖色系の黄色である。黄色は好みではないが、人を暖かくする作用があるようで、何かしらホッと一息付けるようだ。冷たい風が吹きまくる中で束の間の暖かさ、作業へのエネルギー注入源なのかも知れない。

路傍にポツンと育ってるロウバイ、恐らくだが近在の民家の方が植え込まれた物であろう。野生の樹木には見えない。個人宅では無いので、通行する人々の気持ちを慮っての配慮なのかも。ロウバイと言えば農園の中にも小さな若木が存在する。こちらは地主殿が植え込まれた物、畑の隅なので野菜栽培には支障は無いが、一寸場所的に日照不足な位置のようだ。樹木も野菜も、日照・通風・水気、の三者が入用なのだが残念だ。それでも健気に咲いてくれるから有り難い。

黄色の世界に対して白の世界がスイセンの花々、村中にもスイセン畑があって観光名所にも為っている。早い時には年末から開花してるが、今年は未だ未訪問だ。品種はニホンスイセンで、同じく黄色のラッパスイセンに比べ色合いは見劣りするようだ。花そのものが悪いわけでは無い。寒気の中で暖かさを求めるが故の条件負けであろう。スイセン郷としては越前海岸や淡路島が有名だが、村のスイセン畑も早々ひけは取らないだろう。一度ご訪問あれ。

さてロウバイで少しホッとして作業の開始、現場では既に例の「百姓候補生」氏がスコップ片手に奮闘中だ。何かの絵本で読んだ(かと思う)言葉、良い子は風の子元気な子、今日も作業に邁進だ・・・・・。

 

 

 

 

 

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