鉄道模型工作記録帳

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D50を修復できるかどうかわからない。3

2014-03-27 09:48:34 | 空カテゴリーB
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煙室扉くらいしかボイラの幅を決めるものがありません。
おしりに仮留めして幅を出します。

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そうした上で、平らな場所を用いて「一段上がった」ランボードをつけていきます。
上下方向は「ボイラの切掛けを信じる」だけです。

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平らな面ときちんと隙間がなければいいとしましょう。
最初の一枚位がダメだったら全部ずれていくんですが。
最初の一枚は、「ボイラの下底繋ぎ目」からノギスで測っているはずです。

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まぁ、いいんじゃないかな・・・・。

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要領同じくして、左右を半田付け。

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良いことにしておきましょう。
最初に比べたら雲泥の差です。

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こんなふうにクビレていたんですから。
よく見ると、ボイラ下底からランボードの寸法があっきらかに > となっていますね。
これじゃ、歪んで当然です。
(多分そういう理屈だ)


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筒状の機械を取り付ける前にランボードをやってしまったので、右上の四角い穴に通さねばなりません。
「給水ポンプ」ッて言うらしいです。
(蒸気については本当に。よくわかっていない)


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実はこのようにひん曲がって無理やり取り付けられていました。

これは流石に取り替え対象です。

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同じ形の「給水ポンプ」が安達製作所から出ておりました。
あ、よく巷ではニワモデル・ニワロックスのパーツや金岡工房のパーツなどが蒸気機関車に良いらしいですが、どちらも仕入れができなかったり、まだ導入前なんで「とりあえず似ているからこれでいいか」で済ませます。

別に特に格好悪いようには感じません。
「TMSを飾る歴代諸先輩の豪華絢爛入魂「すごい情熱結実!」作品」には到底及びませんので。
「SLってなに?」ってお客様に聞く情けない店主のものですから、どうかお許し下さい。

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流石に、保存蒸気機関車だけは結構見ているんで、こんなに曲がっているのは考えもつきません。
きっと製品のために辻褄合わせで曲げたんでしょう。

こういう曲がりが「なんかグダグダ感」を醸し出していたんだと思います。


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しかし入らない!!!!

これは大きく穴をカットするしかないようです。
本物だってもう少しおおきおに違いない。
ソウだ。そうに違いない。

と無理やり納得させるためにはこの作業は後回しです。

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ケガイては置きました。
糸鋸でカットしましょう。
出来るかどうかわからないし、何本糸鋸を折るかわかりませんけど。

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妻板も磨いておきます。
運転手側窓は旋回窓を入れるためか、一旦、普通の板で塞がれておいた上で、穴がアキます。
お客さんに「こんな小さな旋回窓製品あったかな?」と言われてしまいましたが、
最悪はNゲージパーツを使えばいいと開き直ります。

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お客さんの勧めで、「まずはキャブの前板をボイラに貼ると、工作しやすいぞ。」
と助言を受けまして、

「え、キャブって、完全組み付けしてから、ボイラにかぶせるんじゃないの?」と思っていたんですが、
こちらのほうが寸法が出るそうです。

あとでその意味がよくわかりました。
これはNとは違う工作法ですね。

そのために、一生懸命内側に丸まろうとするボイラを広げます。

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はんだしました。

で、ボイラの後端はモーターを、元の巨大な開放型棒モーターを「なんらかの」小さなものにするため、夫妻でも良いと判断し、
ウィストジャパン社のD51用バックプレートをそのマンマ取り付けます。

ボイラ寸法が違いますので、ちょっとはみ出しますが「気にしないでそのまま取り付けます」
ええ、こう言う所が出鱈目です。

ぱっと見、格好良ければいいのです。

細かいことはご指摘ご勘弁ください。

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なだらかに半田を盛ってごまかします。
それにしてもスンゴイ一体ロストでありますね。

SLモデルがロストパーツブームになった気がよく解ります。
一個1600円位です。
高級ワンポイントですね。

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これにより、ボイラの外形がしっかりしましたので、最期のランボードを取り付けます。
水平が出ていればいい&キャブ妻板にきちんと取り付けられればいいので、このように挟んでいくだけで、自然と位置が決まります。

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トンデモナイ角度で曲がっていた、最悪のランボードは、これでスッキリしました。

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作業前。
解りますか?
ボイラ側が落ち窪んでいたんです。
表面は配管でまっすぐに見えるだけ&色が残って影に見えるだけで、30度位の角度でボイラ側に落ちて半田付けされていたんです。



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ランボードは組み上がりました。
特に削るまでもなく、一直線になります。

やっぱり部品の精度は良いようです。
組み立てがとかく、良くなかったようです。
勿体無い製品です。

と言っても、量産品でここまで慎重にするわけに行かないでしょうから、「大量制作用位置決め治具」がラフだったのかもしれません。

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これは、キャブの床板です。
フレームとつなぐ大切な部品ですが、その肝心の繋ぎ目板が、後日ユーザーで再生されています。
これが結構ラフな作りで、作りなおさないと格好が悪いものでした。

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穴が明らかに曲がっています。
ラフな組み立てで、傾いていたのかと思います。
それをこのパーツで無理やりまっすぐに直したと、思われます。

ただ、全体によじれていましたから、ボイラ車体はおそらく「どこにも中心が出ていない不安定な適当なところでの」角度で留まっていたと思われます。

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頑固な塗装、はんだボテ。

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はんだを吸い取っていきます。

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まだ使えません。

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裏も汚いままで、これでははんだも乗りません。
左だけ磨いた状態。
ひたすら、磨いて磨いて・・・・

これがジャンク品再生には手間がかかるところです。
この部品磨きと歪み矯正を手間と考えなければ、ジャンク再生は色々できるでしょう。

それだけ安いんですが、普通に考えて、ジャンク品は新品キットの1/4以下の価値くらいで入手できないと、相当な大変さをカバーしきれないような・・・(しかも部品の新たな調達は結構ありえますので、安く買ったつもりが、新品キットより高くなった。なんて笑えない事実が結構あります)


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キャブ板の高さを

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左右で測ると、気持ち良いくらい全く同じ寸法が出ました。

結構頑張ってますよね。
自分。

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5mmの板を切出して、このように曲げます。

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こうやって・・・

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載せます。

これで位置決め完了にしちゃいます。

「セオリーってなんですか」

正直、ボイラが傾いていたら全部おじゃんなんです。
多分、普通の組み方じゃない。

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はんだします。

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結果的に、これでランボードと水平がとれているんだから、世の中舐めてます。

多分、いろいろな偶然です。

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1mm角洋白線でランボードの縁を作ります。
お客さんには「1mm板をランボード裏に大きな幅でビシッと貼るといい」
と助言を受けていましたが、洋白でやりたかったんで、結局角棒にしました。

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付けました。

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まだ繋いだままの部分もあります。

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比較的真っ直ぐですね。

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最初に比べれば雲泥の差です・・・。

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ちょっと一箇所微妙によれてしまっていますが、裾は合ってます。


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この時と比べれば・・・・。

あー、大きく凹んだところと同じ所がよれてますね。



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