新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
写真は会社の敷地を住処にしている鴨。
大晦日は、歳末製造品のVTR撮影の仕事を入れたので、その作業を見届けて午前4時にて仕事納めとなり、一眠りして歳末の買出しや「一応」家族の長なんで、両親と家族と年越し。
てなことで、模型制作は捗る様子はないです。
塗装を控えてきたので、数年ぶりに塗装コーナーを整備清掃しました。
少々配線がごちゃごちゃして見苦しいのですが、
自室の塗装コーナー常設は家取得時の夢だったんで、作っていたわけです。
仕事が忙しくなったり、親の仕事を継いで職が変わったり、
大病したり、人生だいぶ寄り道して、
人様にも迷惑を掛けながら模型どころではなかったため、なんだかんだで6年近く放置していましたが、今年ようやく再整備です。
ベニヤ板4枚と2×4材、25cm換気扇で組み上げたもので、半固定式ですが部屋の換気口を利用しており、いつでも外せる構造です。
今度このコーナーについては詳しく書いてみようと思いますが、賃貸住宅でも充分同じ構造で大家さんにも迷惑かねないで住む構造に設計しています。
まぁ、なんで一軒家でこんな構造にしているんでしょうね。
それは人生にいつ転落するか解らないという不安だからかもしれません。
だいぶ時間が経過して、趣味部屋と寝部屋に分けていた部屋は寝部屋を子供に明け渡し、趣味部屋 兼 寝部屋になり、パソコンも本体だけこの付近に設置など、だいぶ塗装環境はよくなくなってますね。
コンプレッサーは2.5気圧タイプ。
ボックス内には蛍光灯なんかを装備していますが、どうも大病以来視力が若干弱くなったのかこの明かりでは正直暗いですね。
キハ56の窓際小テーブル、国鉄灰皿などでちょっと鉄道雰囲気・・・?
ガンは2本使っています。
グンゼ産業の瓶取り付けタイプと、外国メーカーのカップ式の2本。
本当は長くホルベイン製のものを使っていたんですが、
元職系の専門学校時代に課題制作用で美術用に買ったものだったため、美術用の結構繊細なガンはシンナーでゴムブッシュがやられてしまいまして。
ディスコンのため部品も手に入らなくなり、安物の外国メーカーに代わってしまっています。
正直、あんまり精度のいい物ではありません。
さて、年末にクモハ12に使えるであろうと思われる、トミーテック製鉄道コレクション動力17m級動力を購入してきています。
床下機器は付属していないため、剥ぎ取り用に鉄道コレクションの本体「西武モハ311」を潰しました。
ちょっと勿体無いけど・・・。
まずは何も考えず、動力を車体に嵌めてみます。
動力を支えるリブがまったく異なっておりますので、車体幅はフィットしそうですが、ストンと入り込んでしまいます。
動力を希望する高さに支えるリブの建設が必要です。
両面テープで動力を止めれば簡単ですが、くみ上げるより「工作する」ことを楽しみにしているので、なるべく本格的にリブの建設をします。|ω・`)ノ
写真では見づらいですが、元のリブは本来指定されている動力の場合、全て削り落とすものなのですが、鉄道コレクション動力は幅がかなり狭いことから、この元リブは生かせそう。
てか、このリブがあるおかげで車体並行が保てていたようなので、活用してみましょう。
リブを計測してみます。
と・・・
1mmちょうどです。
車体幅に対して、動力は計2mm幅が狭いようです。
ということで・・・
またもやこいつ登場!
これを保定材に貼ってみましょう。
元のリブは、動力を組み込まない床板にあわせてモールドされていますので
計測していきます。
寸法をコピーして
左右分、2本をまず切り出します。
合わせると、まずまずいい感じになりそうです。
ここの作業はちょっと撮り忘れたのですが、
眺めたり、あわせたりして追加していくうちにプラ棒が4本重なるくらい分厚い貼り付けまでやってしまいました。
これなら、1mm板を4mm幅にカットして一枚物で貼り付けたほうが良かったかも。
車体はかなり剛性が高まりました(´・ω・`)ノ
フォントも何も拘らず適当に作った図
ためしに鉄コレ用T車床板を嵌めます。
気持ちいいくらい幅はオッケーです。
外板と、一段引っ込んでプラ棒の補強材による第二床っぽいのが見えますの解ります?
これ、後々で床下配管を追加するときに好都合っぽいです。
しかし、これでも動力は高さが決まりませんので・・・
京商が輸入しているエバーグリーン製プラ整形品のうち、2mm角アングルを持ち出します。
このエバーグリーンは全部買うとえらいことになるくらい種類が出ていて、工作のために本当に役立ちます。
これを3mm程度の長さにカット。6本カットします。
車内に高さ止めとして接着します。
外板を1mm、プラ棒で厚くしたので2mmなら1mm飛び出すリブになると踏んだわけです。
寸法を写真に撮りませんでしたが、さまざまな旧型国電モデルと並べたり、計測した結果、床下辺から6.75mmにリブを立てます。
6.75mmに出したノギスで計測しながら、先ほどのエバーグリーン2mmアングル片を接着します。
接着は動力ユニットの当たりを見ながら決めていきましたが、クモハ12のドア柱に合わせて6本接着。建設します。
別角度
もっと別角度
ちょっと大きすぎたかな?
まぁ、動力車なんで、コレが気になるようなら室内を占領するモーターのほうが気になるでしょう。
車体を被せてみます。
この角度では解らん■━⊂( ・∀・) 彡 ガッ☆`Д´)ノ
別角度
良く解らないと思いますが、かなりバッチリ水平が出ました。
実はこの段階に至るまで、相当時間掛けました。
計測と考慮時間と計測と・・・
てか、自分、不器用だ・・・。
まぁ、決まったセオリーが無いまま進んでいるんで、考えながら悩みながらやっているのがバレますが仕事に徹夜したまま出て行くのはどうかと思います。
案外元気でしたけど。
決まった位置が一発で出たからでしょうね。
次にカプラーを取り付けます。
鉄コレの指定取り付け方法はハナから無視します。
台車に連結器取り付けて、台車の首振りとカプラーをそのまま付けることを今回は封印します。
高額部品登場!550円もしやがります(´・ω・`)
「ボナ・ファイデ・プロダクト 鉄コレ動力用TNカプラーアダプター P-010」
普通のトミーボディマウントTNカプラーは、今回の車両はオーバーハングが余りにも無いために取り付けが出来ません。
NDCで試したように、他のキットから部品を引っ張ってきてもまだ取り付けできない寸法であったので、専用部品としてリリースされたこのパーツを買ってきます。
カプラーとこのアダプターで1200円近く掛けるのは、「やりすぎ」です。
なんでこの車にこんなに金掛けているんだろう・・・。
気楽な在庫キットの処理とリハビリのつもりだったのに・・・。
よく考えられた部品構成。
精度の高いホワイトメタル。
期待が膨らみます。
指定されたポンチに指定されたドリル穴を開けます。
1.3mmドリル..._φ(゜∀゜ )
マッハ・エッチングプライヤーを吹きつけ、黒で塗装。
地味に6年ぶりの塗装!!!
マッハ模型製・エッチングプライマーは吹きつけ後、ドライヤーで暫く熱々に加熱して焼付けに近い状態にすると上塗りが強力に食付きます。
が、金属部品のみに使える手段です。
プラ混合ならプラが溶けます。
床下も塗装~
いよいよTNを分解して組み付け直します。
勿体無いことです・・・
高額パーツが連結器の本体部品とだけぽっちしか使わないなんて・・・。
上二個の部品は使わず、左中の部品を右中と左下の部品でサンドしなおします。
メタル部品に本体を嵌めて
裏側から真鍮板を蓋して
瞬間接着剤でちょん止め。
鉄コレ用動力のフレームを指定どおりNDCと同じようにカットして
フレームカットはレザーソウとノミで実施。
精度が肝心です。
特に、1mmフレーム裾から切り上げるんですが、間違いなくこれが車体高さとの影響が大きいです。
で・・・・ネジ止め。
いい感じかな?
実はこの部品、フレーム幅より1mmほど幅が広く、取り付けてから側面を削っています。
この製で、メタルの銀色が露出しています(´・ω・`)
銀色露出の部分が色飛びしているんです。
でも、まぁまぁいい感じ。