失敗が連続した場合、人生の重石〔おもし〕とするか、人生のバネにするか、自身の意思で選ぶことが出来る。試行錯誤の失敗は次回の失敗を取り除いて成功へのルートの選択肢を次第に少なくしてくれる。そのためには同じ失敗を繰返さないための記録と失敗を真正面から正直に認めることが求められる。失敗しないと、成功への道筋が見えてこないし、実験、体験、物事への洞察力が身に付かない。また、セレンディピティは失敗によって高まってくると言われている。成功体験は緊張感が弱まり、洞察力が衰え、セレンディピティは鈍ってくる。チャンスメーカーやラッキーボーイは本番で100%の確率で成功したかに見える。が、彼らは下積みが長かったり、でなければ早晩スランプが廻って抜け出せなくなる。人生は山あり谷あり。だから失敗を求めるくらいの気持ちで失敗を恐れない。他人の成功を妬んだり、羨まない。人生を悔やまない。STAP細胞の研究者、関係者は功を焦り、その気持ちがなかった気がする。小保方晴子氏が理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターでのSTAP細胞検証実験に参加するようであるが再度同じ過ちを犯してはならない。同様に今日帰国したブラジルW杯でGL敗退した日本サッカーチーム(&メンバー)にも言えることだが…。(最寄の公園に咲く夾竹桃)
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