日経株価は庶民にとっては縁のないことですが、銀行・金融業界や企業・商産業界にとっては大きなことらしい。個々の企業株価は資産価値をどう市場に評価してもらうかのバロメーターで、それによって市場からの投資を低金利で呼び込めるか、どうか、が決まるからです。だから業績を上げ、売上を増収に持って行かねばならないし、純利益も増益に持って行かねばならない。だが、今回の金曜日から日経株価が大幅に上がっているのは日銀の金融緩和を20兆円ほど増やしたこととGPIF(政府年金投資ファンド)による株式への投資割合を倍に増やしたことによるので企業業績とは関係がない。日経株価は上昇したが、日銀や厚労省の施策がそれで果たして良いのだろうかと疑問に持つ。これら一連のアベノミクスは失敗すれば、安倍首相や塩崎厚労大臣、黒田日銀総裁は退任するだけだが、日本国民は大打撃を受ける。大切な年金が株投資で損失を出せば誰がその損失を負担してくれるのだろうか。国債も国の負債がGDPの130%を超え膨らんでいるが、その負債を誰が負担してくれるのだろうか。その負担はすべて国民が負担をしなければならない。軽々しく決定しないで欲しい。今まででも厚生年金でホテルをあちこちに建て、その運営に失敗している。いつも想定外で政府は責任を取らない。消費税3%アップは「税と社会保障の一体改革」と銘打たれ、社会保障の拡充のための財源確保が目的とされてきた。そして本当に、財政再建の道筋の端緒となるのであろうか、甚だ疑問である。遣る瀬無さが募るばかりだ。
今日の夕食は、
◆ヒレステーキ、ポテト添え ◆キャベツのコールスロー ◆ラタトウィユ ◆コーンポタージュ ◆ご飯
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