かんりにんのひとりごと

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桐始めて花を結ぶ?

2021-07-27 | 季節にまつわる話

  

フルタイムの仕事を退職して以来、時間に余裕ができて、朝夕の散歩など、自然と触れ合う機会が大きく増えました。

 

また、外での仕事をするようになり、天候の変化や鳥たちの様子を目にすることが多くなりました。

 

大寒・立春・春分など、今迄から知っている季節の区分以外にも、清明・穀雨・小満など、今まで知らなかった『二十四節季』についても、興味を持つようになりました。

 

そこで・・・。

 

 

またしても、メルカリを利用して、「日本の七十二候を楽しむ」 ー旧暦のある暮らしー という本を購入してみました。

 

一年を二十四に分ける『二十四節季』ということは、なんとなく知っていましたが、その『二十四節季』をさらに三つに分ける「七十二候」については、ほとんど知らないままでした。

 

日本に古くからある季節の変化の目安みたいなものですね。

 

今の季節は、『二十四節季』でいうと、もちろん「大暑」にあたりますね。。。

 

 

一年で最も暑い時期・・・。

 

これは、わかりやすい季節の区分です。

 

梅雨が明けて、真夏の日が照り付けて、まさに夏がやってきたという感じの時期ですね。

 

その「大暑」をさらに初候・次候・末候の三つに分けるとは、面白いです。

 

その一番最初のころが「桐始めて花を結ぶ」という候になるそうです。

 

順番で言うと、一年の中で34番目になります。

 

  

桐の花は、4月から5月くらいに花が咲くそうなのですが、7月の終わりくらいには実ができたり、来年の花のつぼみをつけたりすることから、こういわれるようになったそうです。

 

 

「きゅうり」とか「そうめん」とか、この時期においしい食べ物も紹介されていて、昔からこういったものを日本人は大切にして暮らしてきたのかと想像しています。

 

ちなみに、桐の花は500円硬貨の裏に描かれているそうです。

 

 

桐始めて花を結ぶの次の候は35番目の候「土潤いて溽し暑し」という季節です。

 

「むわっと蒸気がまとわりつく蒸し暑い頃」だそうです。 

 

なんとなく、わかるような気がします。

 

そして、なんといっても、待ち遠しいのが・・・。

 

 

 

二十四節季で言うと「立秋」、七十二候では「涼風至る」という候です。

 

涼しい風が初めて立つ頃・・・。

 

たぶん涼しい風なんでしょう。。。

 

細かく季節を区切りながら、その移り変わりを楽しむ。

 

しばらく、本を読みながら、意識して過ごしたいと思っています。