ミドルシニア的な自分らしい幸せな暮らし方

事例案件3000件以上の経験を持つ住まい&収納デザインのプランニングプロが日常の気づきを面白おかしく綴る日記

「京都に家が建つ」続編速報vol.11

2010-12-08 | 日々の仕事
京都北山某邸

昨日午後から換気のための
給排気の穴の位置決めに行きました。

24時間換気が法的に定められて
最近では換気は義務付けられています。
少し前までは換気設備のない家もありました。

ところで、換気設備といえばこんな関連性があります。

高断熱高気密と聞くと「息苦しくないですか?」という
ご質問を受けることがあります。

その答えは「息苦しいということはございません」です。
高断熱高気密の住宅は、
家の中に「無駄」な空気の出入りがないように施工します。
この「無駄」なというのがポイントです。
実はですね、どんなに頑張って施工しても
全く空気の出入りのない真空の状態に家を造るのは不可能です。
家は宇宙船ではありませんからね(笑)

ただし「無駄」な空気の出入りは防ぐことができます。
スカスカの家が何故寒いのか・・・
それはあらゆるところからスキマ風が入ってきて
その空気が下に沈み足もとがスウスウするんです。
尚且つ暖房すればするほど暖かい空気は外や冷たい部屋に吸い込まれていき、ますます冷たい空気が外から入ってきて・・・
足元はスウスウするんです

無駄な空気の出入りする隙間があると換気計画は上手くいきません。綺麗な空気を外から必要なだけ入れて、汚い空気を外に追い出すことができるのも、高断熱高気密のなせる技なんです。

・・・ということで換気計画は家が快適に過ごせる
大切な家づくりの基本です。

そんなこんなで現場監督のI君と
柱や間柱、筋交いや外部の関係などを考えながら
穴を開ける位置を検討していましたら・・・
すっかり外は暮れていきました。

冬は日の暮れが早い分お仕事がやりにくい。
大工さんは暗くなってもまだがんばってくれていました。
これは天井の下地を作っているところです。



窓サッシや玄関サッシが取り付けられていました。
もちろん全て断熱ペアガラスサッシです。






もうすぐ壁・天井に断熱工事が施工されます。
今日は中間検査でした。さきほどI君から無事に検査終了の報告がありました。

現場は今日も生きています。
今日も読んでくださってありがとう 


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