わが子は、私立中高一貫校の高2です。
この学校に決めたのは、
過去のブログにかなり詳細に書いていますが、
近所の親子にいじめられていて、
中学校までこれが続くのか…
と思ったのが、大きな原因です。
他には、わが子が茶道で仲良くなった
Zちゃんがいたことも大きいです。
中学受験が、小5の冬と
かなり遅いスタートでした。
でも、それでも合格。
合格は、国立大付属と
私立中高一貫校の
受験した学校2校とも合格しました。
近さとZちゃんがいることで決めた学校。
今考えれば、親はかなり浅はかだった
と思い知らされるのです。
でも、入学してから、
かなり大変なことの連続でした。
まず入学後すぐ、
英語が開始されましたが、
公立と違い、辞書の斡旋がありません。
かと言って、授業中に
「辞書を買っておくように」
と言われるわけでもない。
同級生に誰ひとり知り合いもいない私は、
かなり不安になりました。
そして担当教員が、
副担でもあったので、
4月の親子会に
「先生、英語の辞書はどうしたらいいでしょうか?」
と聞いたところ、
「必要と思われるなら買って下さい。
強制はしません」
との返事に?状態。
昭和が中学生世代の私は、
「辞書を使い倒せ」
と言われるぐらい辞書を使っていました。
結局、公立に進学した同級生の
親に聞き、大きな本屋で購入しました。
もう既に子どもが大学の友人の子は、
電子辞書を使っていたと聞きましたが、
高額だったので、その時は買いませんでした。
こんな状況なので、
授業中に辞書の使い方の説明もない。
私が教えて、わが子は使うようになりました。
そして、忘れたような頃の秋、
学校で電子辞書の斡旋があり、
必要かと思い、購入。
しかし、わが子はほぼ授業で使うことはなかったのです。
そして忘れもしない中1の2学期の懇談。
「英語の成績が悪いので、
ご家庭で何とかしてください」
と言われました。
何とかって、一体…
私は途方にくれました。
というのも、この学校の宣伝文句は、
「面倒見のいい学校」
だったからです。
ですから、ここに進学させれば、
手が離れられると思っていました。
その分、落胆も大きかったです。
そもそも、私世代にあった単語テストもしない。
いきなり定期テストなので、
傾向が何もわかっていませんでした。
そして、ここでも壁にぶち当たるのです。
わが子の小学校時代、英語は、
まだ文科省も、
「英語になじむように」
ぐらいなレベルのため、
学校によってかなり差がありました。
入学した生徒の半分は、
最初の英語検定テストで、
4級は当たり前、レベルの高い子は、
準2級を受験しました。
これは、通塾していたこともあります。
また、壁と言うのは、独自の教科書を使用するので、
教科書ガイドや教科書に準じる
参考書を販売していないのです。
わが子は、中学3年までは、
ガッツリ私が教えて、英語検定を合格したり、
英語の勉強をすることになりました。
※高校になると、さすがに手に負えなくなりました
他の教科も、私がずっとついて教えていました。
※ほぼプライベートがなかったです
私としては、結構苦労もしたので、
本心では公立高校受験をして欲しかったのです。
実際、小学校で仲の良かった友達は、
「あの子(わが子をいじめていた男子)は
成績が良くないから、
まず一緒の高校の受験はしないと思うよ」
等の情報をくれました。
「一緒にH高校に行こうよ。
心強いし」
と言ってくれていました。
H高は私が、出産まで事務で働いていた高校。
今でも連絡を取っている先生もいて、
「僕は今H高にいます。
ぜひ入学してください」
など年賀状に描かれてありました。
しかし、友達も出来、好きな人もいる。
仲のいいZちゃんもいる。
わが子は、持ち上がりを選択しました。
しかし、高校に上がり、普通ぐらいだった成績が、
一気に下がりました。
もちろん難しくなったと言うこともあったでしょう。
でも、わが子は、実はいじめにあっていたのです。
はっきり本人から聞いたのは、
高2の春でした。
しかも仲がいいとばかり思っていた
ふたりからされていました。
中3の担任が高2も担任になったので、
相談しました。
夜、学校の会合が終わってから
担任と話した衝撃を今でも忘れていません。
「転校を考えられてはどうですか?」
入学時には、加害者を転校させるなど、
教頭は格好いいことを言っていましたが、
実際には被害者に転校を促す。
実際、わが子の友人の妹も、
中学の途中で、地元中学へ行きました。
わが子は担任と相談したものの、
本人が、
「この学校で頑張りたい」
と言ったので、うやむやに。
いじめの件は、明確な対策を
されたわけではなく、
わが子が相手にしなくなったので、
自然に収まっていたそうです。
そして、学習面。
致命的なのは、物理。
私も一緒に問題集を選んだり、
問題を解いたり、資料を作成するなど、
色々しましたが、
基礎が抜けているので、
もう全然出来ません。
中学まで得意だった化学も
平均点からかなりかけ離れています。
中3の時、共通テスト化学基礎は
50点満点の48点でした。
過去5年満点か48点前後でした。
それでも、定期テストは点が取れない。
高1の担任は、
「ここまで出来ないのなら、
諦めて別の方向へ」
と言われました。
「面倒見がいい」ではなく、
「諦めのいい」学校だ。
と、得意先さんが皮肉っぽく
言ったことを覚えています。
また、いじめに対しても、
学習面でも、
面倒見がいいとは、
とても言えない。
今日言われたのは、
「自主性を重んじる学校です。
いじめはご家庭で話し合い、
処理されてください。
学習面は、遅れを感じたら、
ご家庭で判断してください」
にすればいいのにでした。
これを聞いた時、大爆笑でした。
面倒見がいいなら、
いじめは学校が介入するべきだし、
学習面で遅れがあれば
補習をしたり、
問題集を勧めればいい。
のに、進路指導室に、
色々教材があるから、
参考にすればいいとは、
あまりにも不親切なと、
かなり怒っていらっしゃいました。
※これでわが子は物理から
ますます遠ざかったようです
ひゅうさんの話のように、
進学校と言うのは、
「学習面は学校へお任せください」
が当たり前の姿勢。
それだけ親はお金もかけています。
ですから、わが子が遅れを
取ったことで、教育費はうなぎのぼりです。
※オンライン家庭教師を選択
正直、学校の選択を間違えたと思っています。
※学校はかなり山奥、
自宅も近くに塾はありません
長くなりましたが、恐らく今のままでは、
わが子は理系大学進学は無理でしょう。
1年半後、本当にどうなっているのかはわかりませんが、
今は少しでもいい方向になれるように、
見守っていくしかありません。
とことん3年間勉強させます。記事に書いてた、中学の英語の話はありえない
高い授業料を徴収してるのに!
その私立中学の子は全て私立高校に行き、自分が目指す大学に進学します。
最近はコロナの影響もあり、地元の大学や医大に進む傾向にあります。
県外はお金がかかるので、親としてはありがたいですね。
娘さんもよく頑張ってます。あと1年半 やるしかない。
ぜひ今度どんな学校だったのか、知りたいです。