年に二冊の文庫本書下ろししか収入源が無ければ副業を持たざるを得ない。
いや、正業の傍ら作家活動をせざるを得ない。
華々しい賞を取ってもそのままサリーマン生活を送る人は少なくない。
一発勝負と生涯の仕事はまた別問題なのだろう。
多くの雑誌媒体等で連載を持ち取材活動でもギャラが入る生活設計ならばそれでいい。
作家と名乗っても問題は無いだろう。
しかし年に二冊の文庫本書下ろしのみでバイト生活が主な糧ならプロと言えるのか疑問を感じる。
プロとはそれを生業とする、つまりその仕事で生計を立てるのがプロの定義ではなかろうか。
それが出来ないのは自称に過ぎない。
カメラマンにもこの自称プロは多い。
バイトがメインならプロと名乗らない方が良い。
それは自分を誤魔化す方法だから。
目標がありそこへ向かう為にバイトをしているのならプロの卵でいいじゃないか。
しっかりと仕事を成し遂げ認められてからプロを名乗っても遅くはない。
自称プロはやめてしっかりと自分を見つめて目標を定めようぜ!
そこからしか何も進みはしないから。
プロでもないのにプロを自認するのは如何なものだろう?
若者よ!自分を偽る事なく必死で真摯に事に臨め。