テレビで野球中継をやらなくなって久しいが昔は凄かった。
毎試合中継があった、巨人戦のみ。
50年前は兎に角巨人の全盛期、試合のみならず漫画や映画ドラマと巨人関係はまあ天下無敵。
特に少年漫画は「巨人の星」を筆頭に目白押し状態で健全な青少年は巨人は正義、対戦チームは悪玉という構図が完全に出来上がっていた。
田舎小僧はその傾向が顕著、だって巨人戦しかやっていないから。
田舎小僧は9割巨人ファンとして育つ。例外は広島や福岡近辺の子供でそれでも巨人ファンも多かった。
恐るべし、メディアの暴力的洗脳!
巨人が絶対善で絶対神で何をやっても許される時代は過ぎ、今や日テレですら巨人戦を中継しなくなった。
或る意味プロ野球の健全化だろうなあ。
いやあ、日本シリーズと言えば本当に国民的行事だったがなあ、勿論それも巨人絡みの話だが。
だからあの「江夏の21球」で有名な近鉄VS広島のシリーズは西日本シリーズだと揶揄された位だ。
対照的だったのは広岡西武と王巨人のシリーズで大盛り上がり。
あの時はベンチ裏にいたが王さんが試合終了と同時に逃げる様に球場を去ったのが印象的だった。
カメラマンや記者が探していたもんなあ。
私は何故か通路ですれ違ったけど大変だなあ巨人の監督はと感じた。
今の日本シリーズは記憶に残らない、それもつまらないなあ。