法律が改正されて小規模のビール醸造が認められたのは随分と前の話。
地域振興策としてあちこちに醸造所とレストランを併設した施設が乱立した。
当時この様なビールを何と呼んだか?
そう、‟地ビール”である。
勿論、地酒の地、つまりご当地のビールという意味だ。
結構飲んでみたが出来は余りよくなかった。
美味しいくないのだ。
これなら酒屋で缶ビールを買った方がマシだという代物が多かった。
一番の問題は値段が高い、この品質でこの値段とは
「責任者出て来い!!」
と言いたくもなる、そんなレベル。
何でこの山の中でバカ高い旨くもないビールと生ハム喰いながら一人5千円もするのか!
当然の如く消えたブリュワリーは多い。
これも一億円ばらまきやその他地域振興策の成れの果てだ。
大体ビールが好きでもない人が何故"よし、地ビールで町興しだ”となるのかがさっぱり解らん。
そんな情熱のかけらも無いビールが美味いはずないのであるが当人たちは気が付かないのだ。
地域振興あるあるな話だねえ。