門前の小僧

能狂言・茶道・俳句・武士道・日本庭園・禅・仏教などのブログ

6/24(月)寺子屋素読ノ会の講座予定

2013-06-20 20:30:15 | 仏教
―次回「寺子屋素読ノ会」来週月曜日開講―

6/24(月)17:30~21:00
於:新橋生涯教育センターばるーん
教室:201号室
講師:水野聡(能文社)

■「風姿花伝」講座 17:30-19:00

〔講座予定〕
第一年来稽古條々(三十四、五 四十四、五 五十有余)

・技芸の分野で成功するのは必ず○○歳まで。その理由は?
また、○○歳以降、技能は落ちいてく。
・中高年以降の稽古と修行の方法は?
(現在の企業で言えば中高年のミドルマネジメントの役割は?)
・「麒麟も老いては駑馬にも劣る」。しかし老年期に残る「花」とは何か。
・ビデオ能『松虫』『雨月』鑑賞


■「南方録」講座 19:30-21:00

〔講座予定〕
覚書 一四~二二

・雪の茶会の心得
・深三畳と長四畳の起源とは。
・小座敷の道具はよろづ事足らぬがよし。珠光の侘びとは何か。
・茶掛けの墨蹟の歴史
・禅寺の食事作法と茶のふるまい(飯台)
・利休の一汁三菜はいつ生れた?本膳料理から懐石へ
・葉茶壷の口覆いと長緒の作法


☆途中参加歓迎です!

入会金・会費等一切不要(参加費1人1コマ1500円のみ)
予約、申込不要。どなたでもご参加いただけます。

仏教は誰のためにあるのか。

2013-06-02 08:10:26 | 仏教
『沢庵の名言集』訳出にあたり、沢庵の紫衣事件の時代背景を通覧しました。江戸初期、戦国の世を制した徳川幕府は、以降二百六十年続く太平を築くべく、かつてない厳格な統制を社会のすみずみにいたるまで布きました。



その一つである士農工商という身分制度は、支配層としての武士階級に特権と規制を与えると同時に、国民のあらゆる職業・階級に逃れられない鋼鉄の首枷、足枷をはめたのです。宗教を奉ずる僧侶とてそのくびきを逃れることは不可能でした。
ここに近世特有の政教一致・統制宗教が立ち現れます。このため沢庵は己の信仰を守って幕府に反発、出羽の国へ流罪となるのです。


今回のテーマは、「仏教は誰のためにあるのか」。世界の中でも特殊な日本の仏教。その変遷の時代背景をしばらくたどってみようと思います。

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