門前の小僧

能狂言・茶道・俳句・武士道・日本庭園・禅・仏教などのブログ

1/27(月)『風姿花伝を読む』講座

2014-01-26 20:06:50 | カルチャー講座
1/27(月)17:30より、新橋生涯教育センターにて、
『風姿花伝』と『南方録』を読む講座があります。

◇寺子屋素読ノ会
http://nobunsha.jp/img/terakoya%20annai.pdf

Aクラス『風姿花伝』17:30-19:00
・今回は第二物学條々の「唐事」から、第三問答條々「開演前にその日の舞台の吉凶を占う秘伝」の項目を講読予定です。

Bクラス『南方録』 19:30-21:00
・今回から「書院」の章を読み進めていきます。足利義政の代より盛んとなった〔書院台子の茶〕と能阿弥由来書院飾りの秘法の数々を、利休の正伝よりたどっていきます。

※本サークルは、入会金・申込・予約、一切不要。参加費一回1500円。どなたでも自由に参加いただける大人の古典講読同好会です。
一度是非ご体験してみてくださいね。


隆慶一郎と『葉隠』

2014-01-26 19:29:57 | 武士道
ちなみにぼくの『葉隠』との出会いは、作家隆慶一郎氏の人気シリーズ(時代小説)を通じてでした。
司馬遼太郎、池波正太郎等とは一線を画す、斬新な作品構想と展開に引き込まれ、とりわけ作中の人物描写にはノックアウトされたものです。

たとえば、『一夢庵風流記』の前田慶次郎(漫画〔花の慶次〕にリメイクされました)、『かくれさと苦界行』の松永誠一郎などなど…。
もう、ただただ武士として、人間として、「カッコイイ」につきる男たち。
実はこれらのストーリー展開と人物設定は、『葉隠』から大いに影響を受けたといいます。
ちなみに直接『葉隠』の登場人物(実在)をもとに創作した作品『死ぬことと見つけたり』もあります。

『葉隠』にダイレクトに入るのももちろんよいですが、まずは抜群に面白く、かつ読みやすい隆氏の作品からとっかかる、というアプローチもオススメですよ。

(普段ほとんど文学作品評を書かないのですが、今回はなんとなく駄文を連ねて見ました)