コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

王国の意地、静岡学園が快勝。

2015-01-03 23:52:44 | 高校サッカー
高校サッカー選手権3回戦、静岡学園VS東福岡が行われました。
東福岡はインターハイ優勝でJリーグ内定者2名を擁し今大会の優勝候補です。

試合開始からテクニックを駆使した静学サッカーを展開します。狭い所でもドリブルで抜ける個人技で東福岡を翻弄し始めます。東福岡も高いフィジカルや力強い攻撃で静岡学園陣内に攻め込みます。
静岡学園も2回程決定的なシュートを放ちますが1本は僅かにポストの外、もう1本はポストに当たって外に出るという惜しいシュートでした。守備の意識も高く常に数的優位の状況で囲い込み東福岡に思うような攻撃をさせません。1年生GKの山ノ井の好セーブもあり東福岡を抑え込みます。
結局前半は0-0で折り返します。

後半は両チームともシュートシーンが無く攻め手が薄い状況でしたが、徐々に静岡学園がペースを掴んでいきます。
64分、静岡学園がCKから相手がクリアしたボールにPA外側で待ち構えていた旗手が迷わずシュート。これが決まり静岡学園先制!!大きな1点が静岡学園に入りました。
先制点を決めた旗手はお父さんが高校野球のPL学園で桑田・清原のひとつ先輩でプレーしていました。旗手という名前珍しいので覚えていました。彼もアスリートの血を受け継いでいたのですね。

東福岡は点を取らなくてはいけないので前掛かりになって行きます。静岡学園はこの状況を上手く利用します。
72分本藤からのスルーパスにエース名古が抜け出しゴール!!大きな大きな追加点が静岡学園に入りました。完全に静岡学園ペース。

更に75分、DFからのパスに反応した加納が一人で持ち込んでゴール!!!!!この試合を決めたゴールが静岡学園に入りました。昨日の佐賀東戦同様に立て続けにゴールを決めて勝利を手繰り寄せます。
夏の王者を相手に3点をリードしました。

このまま終了。静岡学園が3-0で東福岡に快勝しました。
戦前の予想では接戦を予想しましたし、下馬評では東福岡有利でしたので静岡学園が意地を見せたというところでしょう。
静岡学園の川口監督に言わせると「例年になくテクニックの無いチーム、ただ、このチームにはユニフォームを汚して戦うことのできる選手が揃っている。」という事ですが、テクニックの高さの片鱗はうかがえます。確かに運動量が豊富で献身的なプレスが利いていたと思います。

さてこれでベスト8進出です。準々決勝は5日(月)に神奈川代表の日大藤沢と対戦します。
大一番を制して意気上がります。静岡学園に王国復興を託したいと思います。

青山学院圧勝で箱根を制す。

2015-01-03 22:56:12 | スポーツ
箱根駅伝2日目の復路が行われました。
昨日の往路で約5分のアドバンテージを得た青学は6区に村井君を起用しました。村井君は去年同じく6区を走りましたが区間18位と大ブレーキとなってしまいました。この悔しさが1年間彼を成長させたのかもしれません。結局村井君は区間2位の好走で襷を繋ぎました。

7区の小椋君は区間賞で2位との差をさらに広げ完全に一人旅となって行きました。前評判で優勝候補の筆頭に挙げられていた駒沢は5区のアクシデントから徐々に挽回を図り2位になりますが1位青学との差は8分21秒という大差でレースの興味は今年もシード権争いに移って行きました。
シード権争いでは平塚中継所で10位が大東11位が山梨学院でタイム差は1分3秒ですが、繰り上げの影響で見た目の順位は山梨の方が上ですが実際の順位は大東大が上というどうにも分かりにくい状況です。山梨は見えない敵を追うというレースです。

8区・9区共に青学の高橋君・藤川君が区間賞を獲りタイム差は更に広がります。
2位以下の競り合いの方が興味が出てきます。シード権争いも依然として大東大と山梨の差は52秒です。10区で山梨が大東大を上回れるかがレースのポイントになってきました。

10区も青学は余裕のレースを続けます。しかしシード権争いに思わぬ異変が起こります。大東大と山梨の争いかと思われていましたが、中大が遅れ始め新八ツ山橋時点で9位が大東大10位が山梨11位が中大となってしまいました。

結局レースは青学が2位駒大に10分50秒の差をつけて10時間49分27秒の驚異的な記録で初優勝を達成しました。安定感のあるレース運びで10区間中6区間で区間賞という圧勝でした。5区の山登りの圧勝がこのレースの流れを完全に引き寄せたような気がしました。しかし近年年を追う毎に力を付けてきた青学の努力が実を結んだものだと思います。

シード権争いは9位が山梨学院10位が大東大で11位の帝京大との差は2分15秒でした。シード権内から転落した中大は10区の多田君のアクシデントで19位になってしまいましたが、襷はしっかり繋ぎゴールまで運ばれました。
個人競技だったらとっくに棄権していたのでしょうが襷に込められた絆がゴールまで運ばせたのでしょう。

青山学院の皆さん総合優勝おめでとう!! 素晴らしいレースでした。
各大学の選手の皆さんお疲れ様でした。選手・控えの選手・スッタッフ一人一人にドラマがありました。今年も感動をありがとうございました。