庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

「袖 触れ合うも 多生の縁」

2015-04-11 16:28:32 | 日記・エッセイ・コラム
春4月は新たなスタートや、人との出会いの季節です。

昔から「袖 触れ合うも 多生の縁」といわれますが、人との縁はすべて単なる偶然
ではなく、深い縁によって起こるものだから、どんな出会いも大切にしなければな
らないという、仏教的な教えに基づく言葉です。。

“着物の袖が 触れ合う”ということは今でいえば、街中で、誰かとすれ違ったり、
電車やバス、会食の席などで隣に座ったり、同じ職場で、机を並べて仕事したり、
するような“縁”のことでしょうね。

“多生”とは、多く生まれる、と書くように、生まれ変わり、生まれ変わりしてき
た長い長い過去において、ということです。

その長い過去の“多生”の間に、なにかしらの縁があった・・・
なにかしらの関わりや、なにかしらのつながりあった・・・

その縁でいま、電車で隣に座ったり、職場で隣に座ったりしている、とい言えるの
ではないでしょうか?

“袖が触れ合う”どころか、親子、夫婦、兄弟、姉妹、友達となっている人とは、
生まれる前の過去世において、よほど深い縁があった方々だと思われます・・・

そう思うと、いま“縁”あって近くにいる人たちは、大切にしなければと思うと
ともに、この拙ブログを訪ねてくださっている方々とも、”多生の縁”によって
過去になんらかのつながりのあった方々ではと思う・・・

いつも拙ブログを訪問いただき、有難うございますと改めて感謝したいと思います。






コメント
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