10月12日 (木曜日) 午後曇り![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cloud_sim.gif)
コラムにあったので転記![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
イシグロさん受賞「文学賞」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1e/31/3287b86f1f42da22b3fffa2fcb5e4b82_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/fa/62b6fb8cfbb6cbbfd8c511dcf8d33d7d_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/31/5d/a26c7cc5a7c5239b39cb04ffd657239e_s.jpg)
~~~~~~~~~
30年くらい前に、「ボーダーレス」という言葉がはやった。
国境、ジャンルといったものが曖昧になる中で、
日本人はどう生きるべきか、が問われていた。
そこで、全世界に普及し始めたゲーム機や英語の俳句などに焦点を当て、
ボーダーレスが表れていないか調べてみた。
その対象には、日本が舞台となる小説を、英語で書く人がいた。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
カズオ・イシグロさんという。
長崎で生まれ、海洋学者だった父の都合により5歳で渡英し、
現地の教育を受ける。
それが、初期の秀作「浮世の画家」では、終戦直後の日本で、
価値観の急変に揺れる老人を描いた。
▼映画化された「わたしを離さないで」は、
移植する臓器を提供するために、施設で育てられた若者の話である。
若者らはクローン技術によって生まれたようで、
親はおらず、子どももできないとの設定だ。
▼それなのに、主人公の女性は赤ちゃんを抱く遊びをし、
ポルノ雑誌をめくって自分の原型となった「親」を探す。
人間の尊厳について、改めて考えさせられた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼ノーベル文学賞の授賞理由が
「世界とつながっているという幻想に潜んだ深淵を明らかにした」
だったのは、大いにうなずける。
イシグロさんは、新しい時代には「これまでとは違う生き方を学ぶべき」という。
さらなる問題提起を、期待したい。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/2e/704c1759e59e49eb512dc12991774800.jpg)
自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、
提供者と呼ばれる人々を世話している。
キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。
共に青春 の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。
キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、
施設での奇 妙な日々に思いをめぐらす。
図画工作に極端に力をいれた授業、
毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、
そして、キャシーと愛する人々 がたどった数奇で皮肉な運命に……。
彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく
――英米で絶賛の嵐を巻き起こし、代表作『日の名残り』を凌駕する評された
イシグロ文学の最高到達点 。
~~~~~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/c2/f31f760ce7b793321c8c164f03f5404d.png)
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コラムにあったので転記
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イシグロさん受賞「文学賞」
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30年くらい前に、「ボーダーレス」という言葉がはやった。
国境、ジャンルといったものが曖昧になる中で、
日本人はどう生きるべきか、が問われていた。
そこで、全世界に普及し始めたゲーム機や英語の俳句などに焦点を当て、
ボーダーレスが表れていないか調べてみた。
その対象には、日本が舞台となる小説を、英語で書く人がいた。
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カズオ・イシグロさんという。
長崎で生まれ、海洋学者だった父の都合により5歳で渡英し、
現地の教育を受ける。
それが、初期の秀作「浮世の画家」では、終戦直後の日本で、
価値観の急変に揺れる老人を描いた。
▼映画化された「わたしを離さないで」は、
移植する臓器を提供するために、施設で育てられた若者の話である。
若者らはクローン技術によって生まれたようで、
親はおらず、子どももできないとの設定だ。
▼それなのに、主人公の女性は赤ちゃんを抱く遊びをし、
ポルノ雑誌をめくって自分の原型となった「親」を探す。
人間の尊厳について、改めて考えさせられた。
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▼ノーベル文学賞の授賞理由が
「世界とつながっているという幻想に潜んだ深淵を明らかにした」
だったのは、大いにうなずける。
イシグロさんは、新しい時代には「これまでとは違う生き方を学ぶべき」という。
さらなる問題提起を、期待したい。
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自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、
提供者と呼ばれる人々を世話している。
キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。
共に青春 の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。
キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、
施設での奇 妙な日々に思いをめぐらす。
図画工作に極端に力をいれた授業、
毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、
そして、キャシーと愛する人々 がたどった数奇で皮肉な運命に……。
彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく
――英米で絶賛の嵐を巻き起こし、代表作『日の名残り』を凌駕する評された
イシグロ文学の最高到達点 。
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