ジラゴンノの週末

鳴沢村のジラゴンノにあるセカンドハウス(ジラハウス)での出来事を綴り、その時々の富士山の写真などを掲載しようと思います。

かなりハードだった毛無山と十二ヶ岳(10/20)

2012-10-20 | 山歩き
§朝の道の駅

先週は、尾瀬で平地を歩き過ぎたので、今週は少し山らしい山を歩きたいと思った。
今朝は晴れそうなので、毛無山の山歩きにリベンジすることにした。

朝イチで道の駅で富士山を望む。
昨日の冷え込みで、七合目までに真っ白になり、富士山らしくなった。

寒くなったせいか、駐車場は少なめ。
代わりに、富士山博物館の前にテントを張っている人がいた。


(やっと富士山らしくなった)


(キャンカーは1,2台)


(夜明けを待つ富士山、6:08)


(ここで酒盛り?空のワイン瓶がある)


§毛無山へ

車で、西湖北岸を回り、文化洞トンネルを通り、駐車場へ。

駐車場には車3台とバイク1台、他に2台がテントを張って野営の模様。
一台の車の横でシニアペアが登山準備中。

それを横目に登山開始。最初から30分間はずっと登り、前回経験しているとは言え、なかなかしんどい。
途中何度か休む。休んでいると森の中からごそごそと樹木が動く。熊?あるいはキノコ狩りの人?
いや同じハイカーだった。

挨拶して先を行ってもらい、私は20mほど後から続く。
先の人は、歩荷(ぼっか)さんのように腕組みをするような格好で、淡々と静かに登って行く。
休むことも無く、黙々と登って行く。なかなかついて行けない。
私は息を吐きながら、写真を撮りながら付いてゆく。
登りが緩急がなく単調で長いのはつらい。途中から一部緩斜面になるが、直ぐに急になる。

登山道の両脇が何カ所か掘り返されている所がある。最初はキノコ狩りの人が土の中のキノコを
探した跡だと思ったがきっとこれはイノシシの仕業に違いない。
所々に小さい栗のイガが沢山落ちている。しかし栗の実は1つも無い。
栗のイガが綺麗に開かれて手裏剣のようになっている。栗を探して鼻で地面を掘って歩いたのだろう。
まさか、イガを手で広げないだろうから、鼻で広げたに違いない。鼻でイガイガ、とても痛そう。
本当にイノシシだろうか?

やっと視界が開けた。富士山が見える。少し雲があり、クリアでは無い。
でも蜃気楼の中の富士山のようで、なかなかおもしろい。
道のないススキの中を進んで写真を撮る。左には河口湖、右には西湖。こんなに登ってきたんだと嬉しくなる。

そうこうしているうちに、先を歩いていた歩荷さんは頂上から戻ってきたらしく、下って行った。
さらに下から、シニアペアが大きな荷物を担いで登って来た。

このペア(夫婦)に毛無山で話を来た。
昨日は五湖台から三湖台、紅葉台を縦走したらしい。昨日は快晴で富士山もクッキリだったとのこと。
もし十二ヶ岳に行くのなら、50mくらいの崖をくさりや虎ロープ(黄色と黒のロープ)を使って降りて
また50mの垂直に近い登りを上がらないと駄目なので、結構大変だよ と教えてくれた。

この年になって危険は犯したくない。山登りではなく、山歩きをしたいだけなのだが。
でも折角ここまで登ってきたのだからと思い先を進む。



(西湖対岸からの毛無山の風景、雲多し)


(駐車場には4番乗り。この向かいにテントが張られている)


(二度目とは言え、長い登りはつらい)


(所々に紅葉が見られて、撮影のため一休みを繰り返す)


(道の両側が掘り返されている。イノシシか?)


(栗は実が無くぺったんこになっている)


(もう少しで紅葉も見頃か)


(やっと富士山出たーっ)


(左が河口湖)


(右が西湖)

§さらに十二ヶ岳へ
山の尾根を歩くようになっており、のこぎり場の山なので、とんがった所に一ヶ岳から順番に十二ヶ岳まで、
名前が付いている。(でも、二と五は十の看板がなかったような。)

六ヶ岳の手前あたりから、ロープ下りが始まる。自慢じゃな無いが、私は高所恐怖症。のぞき込むを足がすくむ。
だから、下を見ないように、ロープを跨ぎ後ろ向きで降りる。
レンジャー部隊とまでは行かないが、わりと短時間で降りることができた。
大工仕事用に買った「ノンスリップゴム手袋」を持って来て正解。
ロープやクサリだけではなく、岩を降りる時の手のガードにも役に立つ。

問題は、十一ヶ岳の過ぎてからの垂直に近い岩場。確かに50m位はありそうな、長いロープとクサリ。
ここもなんとかクリア。しかし吊り橋を渡った後の登りがまた大変。10本以上のロープの連続。
中には、クサリの先に虎ロープを繋いだ物もある。こんなロープに命を任せて大丈夫だったのかと
思うことも何度かあった。急な登り坂を休み休み進む。

やっと十二ヶ岳山頂に着いたが、雲で富士山どころか、西湖さえ見えない。しかも風が強い。
水とカロリーメイトを食べながら雲が晴れるのを待つが、見えたのは西湖だけ。

待ちきれずに下山。少し戻り、西湖へ下るルートへ。
しかし、このルートも途中までは気を抜けず、ロープありの難所に何度も出くわす。
半分を過ぎると単調な下り坂。徐々に膝が痛くなって来た。
「旧根場通学路」を通り、文化洞トンネルへ。途中、栗の木を見つけ、栗拾いを楽しむ。
キノコと一緒で、1つ見つかると、次々と栗の方から見つけてくれと言ってくる。

無事、駐車場に戻ったのは11:40。どうもお疲れさま。



(歩き始めて直ぐにあった)


(あれ?二ヶ岳は?)


(この辺りは紅葉が美しい)


(崖から十二ヶ岳を望む)


(にわかに曇ってきた)


(全体が紅くなるのはもう少しか)


(あれ?五も通り過ぎてしまった)


(この岩が、岳?)


(おおっ八ヶ岳だ)


(九ヶ岳だ、あと3つ)


(ううっ、足がすくむぅ)


(目の前にゴールが)


(また十が無かった)


(ここが最大の下り。延々とロープを伝って下りてきた)


(噂の吊り橋、渡った先に有るのは道では無く岩だらけ)


(ワイヤーで固定されているとは言えちょっと心配)


(無事渡り終え、岩を登り終えた所)


(ひぃーひぃー言いながらやっと十二ヶ岳に到着)


(富士山の方向は強風とガスで何も見えない)


(しばらく待ってガスが切れたところで、西湖を撮影)


(西湖に下りるルートにも虎ロープが至る所にある、でもあると安心だ)


(やっと緩斜面に。落ち葉を踏みしめながら下る)


(たぶん木に寄生している植物の紅葉)


(何時の時代の通学路?倒木が多く危険箇所が多い)


(やっと西湖のほとりに到着)


(これから山に登ろうとする家族。お母さんは子供を負ぶっている。大丈夫かな ・・・・車が出せない)

6:30 文化洞トンネル駐車場出発
7:40 中腹で写真撮影
8:00 毛無山山頂(小休止)
8:09 一ヶ岳
8:16 三ヶ岳
8:22 四ヶ岳
8:33 六ヶ岳
8:37 七ヶ岳
8:42 八ヶ岳
8:45 九ヶ岳
8:55 十一ヶ岳 ロープ下り、吊り橋、ロープ登り
9:34 十二ヶ岳(小休止、雲が無くなるのを待つが・・・・)
9:45 十二ヶ岳出発
10:16 地蔵 →ずっと下り坂がつらい
11:20 西湖渡船場(薬明神社付近 栗拾い)
11:45 文化洞トンネル駐車場到着


§富士ビューホテル

富士ビューホテルの紅葉はどんなものか確かめるために立ち寄る。
ドウダンツツジは真っ赤に色づいているが、モミジはこれからと言ったところ。
下の駐車場で、暖炉の焚きつけに使うサクラの枝を拾う。


(ホテルの入り口には木製の灯籠?がある)


(ドウダンツツジの紅葉の中にも、一際鮮やかな赤を放つ葉がある)


(緑のネックレスが映える)


(赤い実とこれから赤くなるもみじ)


(黄色い猪口系のキノコ、食べられる?)


(立派なドウダンツツジ)


§収穫

ジラに戻り、まだキノコだ出ているのではと思い、近所の原野を歩く。
見つけたのは、いつものショウゲンジ。なかなか形がよろしい。


(西湖のほとりで拾った栗と、ジラの回りで採ったショウゲンジ。実りの秋に感謝!)


§再び道の駅

自転車を組み立てて、道の駅に買い物へ。
今は、富士山がクッキリ見えている。なぜ山からは見えなかったのか、悔しい。
帰りの登り坂。ペダルがヤケに重い。午前中の山の疲れが出てきているようだ。


(いつもこうやって前輪とサドルを外して、後部座席のシートベルトで固定して自転車を運んでくる)


(14:00頃の活き活き広場)


(毎朝の展望台から)


(ちょっとコントラストが強めか)


(明日の鳴沢マラソンの準備中)


(なんて言う植物かな、少しお気に入り)


(自転車で坂を上り、しらかば別荘地の横で撮影)


(いけやりの湯に入る前の17:00頃の富士山)


§夕餉の宴

夕飯はステーキの溶岩焼き。ショウゲンジも一緒に焼くと、適度に牛肉のうまみを吸ってなかなか美味。
疲れを貯めないためにも、ニンニクも焼く。


(写っていないけど、左に赤ワインがボトルで置いている。2/3くらい空けたかな)


(暖炉で魚でも炙ろうと用意してきたが、ワインの酔いと疲れで次回までのお預け)


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