今年 2018年は、明治元年(1868年)から150年に当たるが、
1590年に徳川家康(49才)が江戸に入って2020年で江戸入府430年!
戸数も少ない湿原だった江戸は、幕府の経営によって1世紀ほどで100万人の人口を擁する大都会となった。
ほぼ同時代のロンドンの人口は46万人、19世紀初めのパリでも55万人にすぎない。
行政の中枢にして巨大な消費都市江戸は、埋め立てや 利根川の整備を含めた家康の都市計画と土木工事によって、
今のメトロポリス東京となる基盤を造った。
家康の江戸城は明治維新後、そのまま皇居となって、4世紀を経ても首都及び日本国の核となっている。
また、江戸時代270年間も戦争が無い安定した国家と統治機構によって、
応仁の乱をはじめ無秩序な戦国時代に終止符をうった。
近代国家を語るうえで 徳川家康のリーダーシップなしには出現しなかったであろう。
家康公 ありがとう!
門井慶喜著 「家康 家を建てる」たいへん面白く読みました