今日は昼御飯の後で地元の町を散歩してきました。人口が2万人足らずの小さな町で、人口は少しずつ減っているようです。家が密集している本通りを歩くとシャッターが降りている店や空き家や更地になっている家が目立ちます。
今から40年か50年ほど前、僕が子供だった頃は町が賑わっていましたが、現在、この町で商売が繁盛しているのは、チェーン店のスーパーか病院か薬屋か歯医者か葬儀屋ぐらいでしょう。
町の活力が無くなった原因は、僕を含めた多くの若者が町から出て行てしまい、子供が少なくなったことでしょう。
若者がこの町を出て行く理由は2つあると、僕は思っています。
一つ目は、雇用です。よい仕事があれば、若者も地元に残ったり、よそから来るのでしょうが、、、。残念ながら、田舎の町でよい仕事先と言えば町役場か、大企業の工場ぐらいのものです。
もう一つは、、、田舎の人付き合いです。
僕の従兄弟も実家で両親と同居はせず、少し離れた大きな町にアパートを借りている人が何人かいます。
両親の家からでも雇用先に近いのに、わざわざアパートを借りて、少し大きな町に住む理由。それは、田舎の町内会などの人付き合いや消防訓練がが嫌だから、だと思われます。
折角の週末を地域の消防団の訓練に何日も何十日も取られるのは無念というかバカらしいと誰しもが思うハズです。そして、実際の消防訓練よりも、宴会などが目当てというか真の活動にも見受けられるのです。
中には田舎の暮らしに憧れる都会の若者もいて、実際に田舎に移住する人もいる様ですが、、、昔の人付き合い、よそ者を毛嫌いする田舎の社会に絶望し、折角、夢と希望を抱いて移住してきた若者を田舎から追い返しているのが現状ではないでしょうか?
近所に親と同居していた40代の従兄弟が、最近、近くの街に引っ越したそうですが、僕の父が、そのことを「逃がらかした(逃げられた)。」と表現していたことが、全てを物語っている気がしてなりません。
それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。