⬆この物語の登場人物である、千葉東真みたいに、たとえボッチでも、頭が良くて秀才だったらなあ、と思うばかり。そして同時に、滝口恭平みたいな秘密の友達付き合いが出来たら良いのに――とも思う。
灰色で満たされた空模様の下。
俯いて見つめるアスファルトもまた灰色で、何だかすべてがぼんやりとしていて――そんな感覚は、既に終わった時代の産物であり、霞がかったぼんやりは、単なる混沌と衰退であり、停滞はなくなった。
この向こうにある、期待、と言う2文字を隠すように、灰色の空模様の時代は終わった。今、この灰色の空の中に、期待、がなくなった今、そこにある衰退は、やがては身を滅ぼすのだろう。そんな感覚を覚えたのは、最近の事である。
だが、灰色と言う我が心模様に気づいていたのは、それよりも遥かに昔の話である。
遥かの昔にあった、期待、の2文字に寄せたその想いは、見事に裏切られ、どうしょうもない息苦しさを与えられる事になった。それは、過去にみた、一時の幸福に溺れ、破滅していく物語の世界そのものであった。そんな物語の主人公の様になるとは、夢にも思わなかったが、人生とは簡単に挫折し、絶望を味わえる残酷なものなんだなと思う。
我が衰退した心音色に、衰退が起こるとは想いもよらないものであったが、この灰色の空模様に、そんな事を思う20170321である。
木田麻衣子「おはようございます。“Morning on”第2幕、木田麻衣子です。さてえ、3月21日火曜日となりましたが、また長い長い1日と6日が始まりました」
効果音99「やってらんねーよ」
効果音98「いい加減にしろよな、全員共犯者ゲーム」
木田麻衣子「効果音約2名、相変わらず荒れています」
((三◎(ェ)◎三))з-|おはようございます、狸のポツです|
木田麻衣子「腹鼓をお願いします」
((三◎(ェ)◎三))з-|では|
ポツと言う音と共に30秒間時間が止まった。
印台淑丘「ここで、皆の君の僕の私のあなたの地球の印台淑丘くんキタ━(゚∀゚)━!だよ。みんなおはよー。僕は、皆の君の僕の私のあなたの地球の印台淑丘だよー。3月21日火曜日だよー。僕がいれば今日も明日も今週も全てうまく行くさ」
黄色い効果音「きゃー印台くん、カッコいいー」
黄色い効果音2「印台くんサイコー」
印台淑丘「ありがとー」V
黄色い効果音「皆の君の僕の私のあなたの地球の印台くんキタ━(゚∀゚)━!」
印台淑丘「さあ、今日も今週も皆に幸せを届けるよー」
拍手・喝采の効果音
黄色い効果音・黄色い効果音2「幸運待ってまーす」
木田麻衣子「はい、この祈り、天に届けで、以上、“Morning on”でした」
涼風鈴子「はい、はよざい。涼風鈴子だよー。“Morning on”だよー。さあてみなさああん、今日は連休明けの火曜日。と言う事は、7割方のブルーチューズデー。ヤですね、ヤですねっ、ヤですねっ!やってらんないですねっ!」
SOLO「おはようございます、SOLOです。涼風さんは、ブルーチューズとは無縁そうですが、何か?とペンネーム名無し匿名さんから頂きました」
涼風鈴子「そうでもねえけどな。番組の為にだよ」
布団|∵=) ̄⌒バナナの皮
涼風鈴子「何しに来た ̄(=∵=) ̄」
SOLO「バナナの皮投げにぢゃないのですか?」
布団|∵=) ̄「正解だ ̄(=∵=) ̄ひゃー」
涼風鈴子「何を偉そうに、調子に乗るなよ、偽 ̄(=∵=) ̄」
SOLO「 ̄(=∵=) ̄さん、決め台詞願います」
布団|∵=) ̄「 ̄(=∵=) ̄は、月には、帰らない ̄(=∵=) ̄ひゃー」
涼風鈴子「どうしょうもねーな、こりゃあ。以上、“Morning on”でした」