読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

高橋真梨子 Song For You NHKBS2

2005-09-05 23:00:59 | 観た、聴いた
再放送なのである。
たまたま20時からの映画「めし」成瀬巳喜男監督 上原謙・原節子出演をみていて、そのままにしていたら始まったのである。

高橋真梨子にはいわれのない「偏見」のようなものを抱いていた。
それは、高橋真梨子にはなんの原因もないのである。というか歌う歌が問題というのも少しあるのか・・・

つまり、カラオケのある店に行って、好むと好まざるにかかわらず他人の歌を聞かされていたころ(つまりお酒を飲んでいたころ)、高橋真梨子の歌を歌う女の人が「いやらしかった」のである。それもうまく歌う人がなお「いやらしかった」

「どうだ!」ってカンジがやだったなあ。
丁度、男の人が「マイ・ウェイ」や「昴」を、変に朗々と歌うのが「いやらしい」というカンジと同じだったと思う。

で、高橋真梨子の歌というのを真剣に聞いたこともないくせに、高橋真梨子?あまり好きでないなあ、ということになったのだ。

そんなことで、せっかくのコンサートのチャンスも二回ぐらい逃している。今ではもなかなかチケットも手に入らないらしいが・・・

で、今夜(今も観ているのだが)観て聴いて「おおいいなあ」と素直に思ったのだ。「自然」というか、さまざまなテクニックや努力や鍛錬の上にできた「自然」の歌声である。
「フーム」とうなっているのである。

出会い、というのは不幸なものがあるわけで、高橋真梨子さんの歌と私の出会いは不幸だったんだなあと、今あらためて思っているのであります。ハイ。

追伸
 ローマ人の物語18(塩野七生)を読んでいます。

コメント
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