「すべての探偵は美人である」を読んで<桜川東子(はるこ)>に魅かれ、この本を買ったのである。
この物語は題名のとおり「九つ」の短編からなっている。
それも全て「童話」を題材として、殺人事件(1件は違う)のアリバイを崩すという趣向なのである。
そのアリバイを崩すのが「桜川東子」なのである。
舞台は、渋谷区にある日本酒バー「森へ抜ける道」
この店で、常連の工藤(神南署の刑事)と山内(自称:犯罪心理学者)とマスターが、バカバカしい話をしている。
このバカバカしい話が面白い、というか非常に共感できる、というかこの3人(42歳の厄年トリオ)は、私と年齢的に近いのであろう、思い出話にうなづいてしまうのである。どちらかといえば我々年代の「楽屋落ち」のような話である。
で、そうこうしているうちに工藤が抱えている事件の話になり、それはすべて第1容疑者に完全なるアリバイがあって、なかなか解決に近づけないでいる。
そのアリバイを、桜川東子が日本酒を飲みながら崩していく。
それが「メルフェン」を研究している東子であるから、童話の新解釈と同時にアリバイ崩しを行うのである。
これWの愉しみなのである。
ともかくもいわゆるひとつの「鯨ワールド」満開である。
近頃、息抜きの推理小説は鯨統一郎になってしまった。ちなみにこれまでは森村誠一の「棟据刑事シリーズ」だった。
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この物語は題名のとおり「九つ」の短編からなっている。
それも全て「童話」を題材として、殺人事件(1件は違う)のアリバイを崩すという趣向なのである。
そのアリバイを崩すのが「桜川東子」なのである。
舞台は、渋谷区にある日本酒バー「森へ抜ける道」
この店で、常連の工藤(神南署の刑事)と山内(自称:犯罪心理学者)とマスターが、バカバカしい話をしている。
このバカバカしい話が面白い、というか非常に共感できる、というかこの3人(42歳の厄年トリオ)は、私と年齢的に近いのであろう、思い出話にうなづいてしまうのである。どちらかといえば我々年代の「楽屋落ち」のような話である。
で、そうこうしているうちに工藤が抱えている事件の話になり、それはすべて第1容疑者に完全なるアリバイがあって、なかなか解決に近づけないでいる。
そのアリバイを、桜川東子が日本酒を飲みながら崩していく。
それが「メルフェン」を研究している東子であるから、童話の新解釈と同時にアリバイ崩しを行うのである。
これWの愉しみなのである。
ともかくもいわゆるひとつの「鯨ワールド」満開である。
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