読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

「芋たこなんきん」そして「君の名は」 NHK

2007-04-02 21:33:19 | 観た、聴いた
NHKの朝の連続ドラマ「芋たこなんきん」は久しぶりに面白い見ごたえのあるドラマであった。

原作がしっかりしている。演者がしっかりしている。
この2つが見ごたえのあるドラマにした条件ではなかっただろうか。そして評判がいいのでドラマにかかわる人々が「のって」仕事をしたんだろうと思う。

明確で普遍的なテーマであれば、時代背景や人気俳優などにかかわらず、いいものができて、なおかつ視聴率も取れるということを証明したのではないだろうか。

視聴率をとるためにいいものを作るのか、いいものを作れば視聴率がとれるのか。
卵と鶏のような話だが、今回の「芋たこなんきん」は後者である。
ともかく、毎週土曜日総集編を楽しみに見てきたが、今後土曜日はちょいとヒマになるのかな。

私はなんというか自意識過剰というか変なこだわりがあって、今評判のものに関する本を買うのをためらうところがある。朝ドラが終了したので、改めて田辺聖子の本を買ってみようかと思っているのである。

さて「君の名は」は再放送である。朝7時45分からBSである。
この放送を見て出勤をするのである。

君の名は、はラジオドラマ、映画のリメイクであり、1年間の放送であるので相当力が入っていたと思われ、主役の鈴木京香や倉田てつをのほか脇役陣は豪華であった。
しかし、放送当時も視聴率は悪かったというが、今回1年間を見て「なんだかなあ」という印象であった。

「すれちがい」というテーマが現代にそぐわなかったんだろうと思う。
私はわりとこの「すれちがい」ということに興味を覚えたのだが、一般的には受けないだろうと思われる。

それから、最後に原作に無い「後日談」を加えたのが、更に面白くなくさせた。
いや、ひとつひとつの場面は面白かったりするのだが、それが物語の継続性となると疑問符なのである。
とはいいつつ1年間見てしまった。
ということで、こちらのほうもすこし淋しいのである。

さて、NHKの朝ドラはこの4月から(今日からであるが)「どんど晴れ」、そして再放送は「さくら」である。
私を夢中にさせてくれるのだろうか。
コメント (2)
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