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管理者 : Zippo

おばけの思い出

2014-01-09 21:22:00 | Poser/CG
時々チェックしているCG情報サイト「CGトラッキング」
で童話「小さいおばけ」が実写+CGで映画化されていたことを知って・・・



この童話は子供のころ何度も読み返した大好きなお話。

この童話の影響で子供のころの私の中で「おばけ」はかわいくて、善良なものだった。

小学校低学年の頃はけっこう文章を書くのが好きで、詩のようなものや、「おはなし」をたくさん書いていた。

1年生か2年生の時、夏休みか冬休みに新作の「おはなし」を書いて提出した。
内容はこんな感じ。

主人公のネズミは、ヒゲを盗まれた友達のネコのために友達の犬と3匹で犯人捜しの旅に出る。
いろいろあって最後は「おばけの国」にたどり着く。

おばけの国はふたつの種族がいて、大昔から冷戦状態で離れてくらしている。主人公たちは、おせっかいにもふたつの種族の和解工作をする。

実はこの二つの種族、お互いに触れ合うと爆発してしまう性質をもっていて、そのために太古の昔から分かれて生活していたのだった。主人公たちはもちろんおばけたち本人らもそれを知らなかった。

やがて二種族は和解し、両方の首長が握手する。そして大爆発。おばけ滅亡。

テーマとか教訓とか関係なく、ただ「悲しい、せつない物語」をめざしていたんだと思う。

自分の作品で人を泣かせたかったんだと思う。

この自主宿題に担任の先生が赤ペンで感想を書いて返してくれた。


「おばけがみんな消えてよかったね」



泣かせること成功。自分を。

当時は自分の才能が無いので意図が伝わらなかったのだろうと思ったが、今思えば・・・

先生、ラスト1ページしか読んでないだろっ




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