Laboratory 108 blog

猫 CG DTM MMD Secondlifeなど

管理者 : Zippo

夏への扉

2006-09-26 23:30:17 | ノンジャンル
10月末、長野に帰った時に住むもともとの自分の家で水道の修理が必要となり、立ち会っていた。
作業の間ずっと見ていてもやりづらいだろうし、こっちも退屈するから、納戸に残してあった本を持ち出して読んでいた。

選んだのはハインラインの古典SF「夏への扉」

主人公はエンジニア。ただし学者肌の人間ではなく、既存の技術を効率的に組み合わせて画期的な「実用家庭用品」を作り出す天才的な才能を持つ。
そして一匹のオス猫「ピート」とすばらしい人猫関係で生活している。
猫のピートは、冬になると家のたくさんの扉の中に、夏へ通じるの扉があると信じ、主人公にひとつひとつ開けさせる。

そして、とある出来事から主人公も「夏への扉」をさがす旅が始める。

おおざっぱに言うと「タイムトラベル物」
ただし、まっこうからタイムパラドックスに挑むようなハードSF(※1)ではない。

SF嫌いの猫好きに絶対読んでもらいたい小説。(SF好きでこの小説を読んでいない人がいるはずがないから。)
だもんで、ストーリーは書かないでおく。


この小説を最初に読んだのは20年以上前だったと思う。(そもそもこの小説は50年前のもの)
その後も読み返したことがあるが、昔読んだ時とは自分の環境が違っていて、読んだ感覚もずいぶん違った。
まず、自分が主人公と同じように民生機器を設計する技術屋のハシクレとして結構な時間働いてきたこと。
さらに(こちらの方が重要なのだが)猫と暮らしていること。

いずれにしても50年も前の大御所の作品なのに、さわやかで、みずみずしい。
あからさまな科学信奉と未来への楽観主義はなじめない人もいるかもしれないが、私はすんなり受け入れてしまう。

そして、最後の最後の1行で泣かせられる。これは「アルジャーノンに花束を」に負けない。


でも、さいごにねこのぴーとがとしをとってぼくわちょっとかなしいきもちになった。



(※1)まっこうからタイムパラドックスに挑むSF小説
例えばホーガンの「未来からのホットライン」
これを読んだ時、タイムパラドックスがすべて解決したような気がした。
だまされたかなぁ。
「夏への扉」というタイトルが原題 The Door Into Summer とあわせて、すばらしくかっこいい。今日のブログのタイトルに何のヒネリも無いのはこのタイトルに惚れ込んでるから。一方「未来からのホットライン」(原題はThrice Upon A Time)の邦題ってあまりにもダサダサ。
小説本体はすばらしいですが。



ぐーぐるさんであそぶ

2006-09-26 05:34:59 | ノンジャンル
うさたく検索の話の続き。

「うさたくの話」で検索すると、ここのブログがぐーぐるさんトップにヒットするようになった。(2006年9月26日現在)
検索ワードは正しくはカタカナの「ウサタク」なのだが、ひらがなで書いたためトップになったと思われる。意図したわけではないのだが・・・これって、使えるワザかも。

このブログは多くても一日100人以下のアクセスだし、この件も1度書いただけなのでこんなことになるとはちょっと驚きだ。軽い気持ちの実験だったのでちょっと怖い気もする。

SEOという言葉を知ったのは2年ほど前の「ゴッゴルSEOコンテスト」から。

SEO(Search Engine Optimization)とは簡単に言えば特定サイトを検索エンジンで上位にヒットさせる手法のこと。コレを扱う専門業者も多数あるようだ。

「ゴッゴル」とはこのコンテストのために作られたまったく意味のない言葉。

このコンテストをやっていた当時、検索サイトで1件もヒットしない無意味単語を探すのはそれほど難しくなかった。

ところが最近はかなりでたらめな言葉や文章でもなんらかの検索結果が出るようになった。
検索サイトのアルゴリズムがずいぶん変わったのだろう。
試しにでたらめな単語で検索してみるとすぐわかるのだが、5文字程度の無意味語でヒット0になるものを見つけるのはかなり難しい。

私が見つけたGoogle検索ヒット数0の最小語

ヘニョリーラ

次の実験はこの単語がいつヒットするようになるか。

ごめんなさい、最近ヒマなんです。


「もりた」で、けんさく

2006-09-19 00:24:26 | ノンジャンル
最近、テレビCMや電車のつり広告に「xxx検索」といったようなのが増えている。

ちょっと前までの広告キャンペーンでは、関連サイトのURLを書いたものが多かったが、こんなもの覚えらてられないから、ほとんど意味がない。
適当な覚えやすいキーワードで検索させて企業サイトに導く方法はうまいテだ。

なんてことを思っていたらテレビで「『うさたく』で検索」なんてのをやっていたので実際に検索してみた。

ぐーぐるさんでトップに出たのは企業サイトではなくて、個人のブログだった。(2006年9月18日現在)
この広告手法の落とし穴かもしれない。

こうして私のブログも「うさたく」検索にひっかかるかもしれない。・・・という実験だったりする。

という文書を書いていたらまた、この「うさたく」のCMが流れてきた。
検索キーワードは正しくは「うさたくの話」だった。

もう一度検索してみた。

さらに関係のない不動産関係のサイトがヒットした。

この広告手法はすぐに使えなくなるとみた。