錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

3種のMineral

2020年11月23日 | 石ころ
昨日のミネラルフェアーでは珍しくFossilの購入は無かった。
と、言うか・・・・
これは!って言う出ものが無かったから会場を一周したところで諦めた。
だから・・・
その予算を嫁や娘にブレスやネックレスなどへと補填したのですが、閉場間近になって下にUPした3種類のMineralを自分用に購入しました。
それが、👇これ。


長石に埋包されたルビー(ルビーインフェルドスパー)。
一見すると地味な石くれなのですが・・・・
画像右側のように365nmをピークとする波長の紫外線を照射するとルビーの部分だけが明るく発光。
そんでもって、これはg/〇〇円の価格設定だったので破格の価格で買えました。

★ルビーインフェルドスパー
Orissa.Republic of India



そして、こちらはオイル(石油)を内包した水晶で、先のルビーインフェルドスパーと同様に365nmをピークとする波長の紫外線を照射すると水晶内のオイル(石油)だけが蛍光します。

★オイルクウォーツ
Islamic Republic of Pakistan (Pakistan)



で、最後に高純度のビスマスを加熱して人工的につくられた結晶(骸晶)。
表面に見られる色は酸化膜。
ただ、これは自分でも作れる結晶なので、このブログの記事の一つにしようと思っていたのですが・・・
買っちっゃた。
ただ、ビスマスの結晶(骸晶)は自身の手で加工した方が、これよりも大きな結晶(骸晶)が作れるので何かの機会にでもブログにUPしますね。

★ビスマス人工結晶
Germany.

と言うことで・・・・
これら3種類のMineralを購入してきました。

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第13回 福岡ミネラルショー

2020年11月22日 | 石ころ

今年も第13回 福岡ミネラルショーが開催されましたぁ。
と、言うことで・・・・
三連休の2日目は、この福岡ミネラルショーへとお出かけです。
ただ今回は目的とするものは無かったのですが何気に気になっちゃって・・・・


で、先ずは・・・・
はは~ん、なるほど。
そうねぇ・・・
でも、それってどうなの?
なーんて、一巡目を流しながら頭の中にインプット。
そして、二巡目で改めて確認し・・・・
三巡目で購入を検討。


そうやって、購入を決めたのが下記の3種。

★ルビーインフェルドスパー
Orissa.Republic of India

★オイルクウォーツ
Islamic Republic of Pakistan (Pakistan)

★ビスマス人工結晶
Germany.

まぁ、明日までには画像をUPしたいと思いますが・・・・
今日は、ここまででご勘弁ください。

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阿蘇山の竈

2020年11月22日 | 石ころ

日付が変わって昨日の話になりますが・・・・
21日の昨日は阿蘇の山頂へと出かけてきました。👈昨日の記事を参照ください。
そして、ここに掲載した画像の右側に写るのが阿蘇山の火口。


しかーし、ここまで登ったのだから、その活動を間近で感じたいじゃないですかぁ・・・・ 
と、言うことで砂千里ヶ浜を横目に活動中の中岳火口縁へと向かった。
言っときますが・・・・
行けるから行っただけで、この件に関しては深く追及しないでね。


そんでもって、これが阿蘇山の竈(かまど)である活動中の中岳火口。
ただ、このCherryは今から6年前にストロンボリ式噴火を繰り返す中岳火口を見ているだけに、この距離から見る火口は決して気持ちが良いものではない。


ちなみに、その時のワンシーンが、👆これね。
2014年12月10日 am 3時34分


また、こちらは2016年10月8日の am 1時46分に発生した36年ぶりの水蒸気爆発によってもたらされた噴石ですが、その時の状況は2016/10/09と2016/10/10の記事を参考に。
※共にカテゴリー“石ころ”です。

と、言うことで・・・・
阿蘇へのお出かけ記は、これにて御終い。

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終わったぁ・・・・

2020年11月17日 | 石ころ
ちょうど5日前の13日に破損したクラドシクルス(魚の化石)の修復を考えた・・・・ けど、ここでヘタに着手してトラブルでも起こしたら取り返しがつかなくなる。
そこで、その修復に用いる接着剤を検討してみたけど簡単には決められず、その結果として仕上げるまでに5日を要してしまいました。
しかーし!


その甲斐あって大きなクラドシクルスの化石は無事に修復を終えることができました。
まぁ、工程は接合部分にプライマーを塗布し、そこへ2液性のエポキシ樹脂で接着。
そんでもって欠損部分に調色した充填剤を流し入れて硬化を待ち、そこにあったであろうウロコなどの彫刻を施したところで周囲に合わせた仕上げの着色。
で、この後は展示物としてコーティングワイヤーで固定をしてキャプションを付けたら終わり・・・ かな?
しっかし、今回は1メートルを超える大物だっただけにマジで疲れちゃいました。
だって・・・・
昔は魚だったかもしんないけど、今は重い石なんだもん。

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クラドシクルス
硬骨魚類オキイワシ科
Cladocyclus gardneri
白亜紀前期
ブラジル・セアラ州アラリペ サンタナ層群

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検討中

2020年11月13日 | 石ころ

ブラジル・セアラ州のサンタナ層からは保存の良い魚類化石が大量に見つかっている。
その一つが、👆この化石。
名をクラドシクルスと言ってオキイワシの仲間。
しかーし、このクラドシクルスは細長い体形であるが故に破損がつきもの・・・
そして、この標本も1mを超える体長から尾柄部が割れている。
※他にも2ヶ所の修復跡あり
ただ、このままでも問題はないのだけれど、できれば一体化しておきたい。
そこで、この二つのパーツを接合させようと考えたのですが・・・・ 
いざ実行となると難しい。
だから今は使用する接着剤の選定や硬化までの固定方法などを検討中。
けど・・・
最終的に選ぶのはエポキシ系かなぁ?

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クラドシクルス
硬骨魚類オキイワシ科
Cladocyclus gardneri
白亜紀前期
ブラジル・セアラ州アラリペ サンタナ層群

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燐鉱だったんじゃね?

2020年08月24日 | 石ころ

そう言えば大山の中腹を車で走っていると、最近になって切り通されたと思われる道路の法面で明らかに燐鉱と思われる露頭を見つけた。
が!しかーし・・・・
その時は滞在日数にも限りがあるためにシロウラナミシジミのお宿(発生地)探しを優先したことから真相は藪の中。
ただ、やはり気になってホテルに戻って調べてみると・・・・
沖永良部島西南部の島屋子母から大津勘の間と、大山の中腹にリン鉱が手付かずのまま埋蔵されいるそうな。(※ 兼島 1963 )
そうなると『あれは、やはり・・・』みたいな感じでメチャメチャ気になってしかたがない。
おまけに、ここは温暖な沖永良部島だから次の来島まで放置すると草木に覆われて手がつけられなくなるだけでなく来年も島に来れるかどうかすら分からない。
あの時点で、それらしい石を1つ2つでも拾っていれば済んだ話なのですが・・・・ 後悔先に立たずってやつですよね。
はぁ・・・・
この台風が早く通過してくれないかなぁ?
ちなみに、この画像と露頭は全く関係がありません。

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粟石

2020年08月18日 | 石ころ

西に木と書いてクリ。
そして、そのクリに良く似た漢字で、西に米をあてたアワがある。
で、そのアワのような小さな粒(有孔虫)が密集し固結した石灰岩を粟石と呼んでいるのですが、この石を探そうとすると簡単には見つからない。
おまけに、この粟石は風化の影響を受けやすいという欠点を持ち合わせている。
ただ、そんな前置きは程々にして・・・・


今日はその小型有孔虫の密集化石である粟石を島の北部へと探しに出かけました。
なーんて事を語っているけど、この粟石の存在は先月の渡航時に確認済み。
しかしながら、この粟石の露頭が畑の脇にあるので少量であっても地権者に事情を説明して許可を頂かねばならない。
が!
時はクソ暑いお昼時ときたものだから、もうダメ元で畑を覗いてみると運良く木陰で休憩中だった。
そこで早々に、かくかくしかじかと事情を説明し塊を4つ程という条件で許可を頂けた。
しかーし、車は作業に邪魔だから少し先の広い場所に移動して欲しいと・・・・
はい!喜んでぇ 
と、言うことで・・・
今日は見栄えのするものを一つと、こぶし大のサンプルを3個いただいてきました。
でも、最後に一言『そんなものでイイのか?』ですって・・・・ あら? 

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闇に浮かぶ不動岩

2020年08月15日 | 石ころ

こちらは熊本県北部の山鹿市にある不動岩で、山の中腹から突き出す不動岩は前不動・中不動・後不動の三つの岩から構成され、Cherryが小さな頃には後ろの中不動と後不動には後方から回り込むように登ることができたが、今も行けるかどうかは分からない。
で、この“お盆”の時期と“正月”の頃には前不動がライトアップされ、夜になると巨大なモアイ像のように闇の中に浮かび数キロ先からも見ることができます。
ただ残念なことに情報のコピペが横行し、この不動岩が『5億年以上昔の岩』とか『君が代にある“さざれ石”である』とか解説されている。
あのぉ・・・・
君が代に詠まれている“さざれ石”は、以前にもUPしましたが七高山や伊吹山の麓に見られる石灰質角礫岩をさし、この不動岩は堆積岩(砕屑岩)の一種で礫岩です!

そして、その礫として含まれる小石の一つに古生代の“変はんれい岩”が含まれていただけで、5億年もの前のオルドビス紀にできた岩体ではありません
でもって・・・・
この事は朽ちる前の解説文の中にも記されて、それと同時に『この含まれていた“変はんれい岩”が何処から運ばれてきたものかは分からない』とも記載されていたよ。
分かるかなぁ?
記載する側もコピペに頼らず少しはお勉強をされたら如何でしょうか?
・・・・なんちゃって。

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沖永良部追想・・・ その、おまけ

2020年08月03日 | 石ころ
先日にUPした沖永良部追想のvol.1とvol. 2で続き希望が・・・・
ん・・・
続きですかぁ。
何かあったっけ?
あっ
そう言えば下川平にある県指定天然記念物で琉球層群瀬利覚層の大型有孔虫化石密集層産地へも行ってましたね。
で、そこに設置された解説板に目を通すと・・・・


ほー φ(..)  ほー φ(..) なるほど・・・ φ(..)
オパキュリナ・パーチクッシュマンを改めてオパキュリナ コンプラナータ(解説ではコンが抜けてる)ですね。


でもね!
この大型有孔虫化石密集層は琉球層群瀬利覚層だから新生代第四紀の更新世。
と言うことは・・・・
これは飽くまでもCherryの憶測だけどO,complanataじゃなくてO,bartschiじゃねぇのかなぁ?
そんでもって、この有孔虫化石は沖縄県を除けば隣の与論島と沖永良部島だけ・・・・ だけ?


あのぉ・・・
ケチをつけてるみたいで申し訳ないのですが、喜界島にも同じように有孔虫の密集化石があるんですよねぇ。
本当に悪気はないので、 🙇ごめんなさいね。
ちなみに・・・・
👆これが喜界島の標本で同じ新生代第四紀の更新世。


で、これが良く見られるサイズで・・・


こちらが大型の個体
そして、この標本は今から30年近く前の喜界島巡検でサンプリングしてきたものです。

と、言うことで・・・・
ここから先はご覧いただいた皆さんの判断にお任せします。


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石鉄隕石(パラサイト)

2020年06月07日 | 石ころ

この美しきものは・・・・ 
永い時を超えて宇宙から飛来した隕石をスライスしたモノで、その名も石鉄隕石(パラサイト)。
そして、このパラサイトは8月の誕生石であるペリドット(橄欖石)を鉄とニッケルの合金の中に取り込んだ珍しい石というだけでなく地球上に落下した全ての隕石のうち僅か1%しか存在しないという貴重なもの。
だから、この石鉄隕石(パラサイト)を小さくカットしたものでも購入するには、それなりの勇気っていうか覚悟が必要になる。
と、言うのも・・・
1gあたりの相場はと言うと平均して600~700円ほどですが、場合によっては金相場と変わらない価格が設定されている時もある。
要するにバイヤーの言い値。


ならば現代人の英知をもって人工的に作ればイイじゃん!
なーんて思われるかもしれませんが、このパラサイトの金属部分には鉄隕石特有の"ウィドマンシュテッテン構造"という独特の結晶模様を持っていて、それを再現するにはドロドロに熔けた鉄とニッケルの合金を100万年に数℃という速度で冷やさなければ、その"ウィドマンシュテッテン構造"と言う結晶は作れれない。
そんでもって、その中にペリドット(橄欖石)をムラなく入れるとなると・・・・・ 
この地球上では無理。


そして、この美しき石鉄隕石(パラサイト)を常設展示しようと企んでみたのですが、発注していたキューブケースには大きくて収まりきれなかった。
いやぁ・・・・
先ず最初に、この石鉄隕石(パラサイト)のサイズを測って発注すれば良かったのでしようけど、今となっては遅過ぎる。
クールポコじゃないけど、やっちまったなぁ!ってね。
と、言うことで、今回発注したキューブケースには少し大きめのキャニオンディアブロ隕石が鎮座する事となりました。
いやぁ・・・ 誠に残念!

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