錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

袈裟襷文銅鐸

2020年11月19日 | 昆虫・植物

これは四区袈裟襷文銅鐸 ・・・・ で!そのレプリカ。
しかーし ・・・・
レプリカと言えども青銅製(ブロンズ製)。
だから舌を吊るして振ればイイ音を響かせますよ。ww
そして・・・・
この銅鐸を何故に引っ張りだしてきたかと言うと、環境啓発に関する講話で使えないなぁ?って思ったんですよぉ。
でもぉ、こんな銅鐸なんぞを使ってどうすんだぁ? なーんて思われるかもしれませんね。
しかしながら古事記に出てくる雄略天皇とトンボ(蜻蛉)の話とか・・・
また、日本書紀に記された神武天皇と秋津洲(あきつしま)の話とか知ってますか?
そして、この銅鐸にも面白いものが側面に描かれているんですよ。
例えば・・・・


田圃で見られるイモリやカエルにカメ。
そして昆虫ではアメンボやトンボにカマキリの姿がも描かれているし、昆虫ではないもののクモとかもね。
そして、面白いのは波紋をひくように泳ぐカエルに魚をとらえたサギ類の他、泳ぐ魚や捕らえられたシカなど・・・・
もちろん、当時の人も描かれている。
要するに日本人って二千年以上も前から昆虫や鳥、そして両性・爬虫類やら鳥に何かしらの関心をもって生活していたと思うんですよね。
だから・・・・
マツムシはチンチロ チンチロ チンチロリンでスズムシはリンリン リンリン リーンリンなんて、欧米人からすると雑音にしか聞こえない鳴き声であっても日本人は昔から楽しめたし、ゴキブリみたいなクワガタムシに対しても価値を見いだせるのだと思うんですよね。
そして・・・・
これは余談なのですが神社で拝礼する際の『二礼ニ拍手一礼』なんてやつも、この弥生時代の頃から引き継がれている作法であるということを知る人は意外と少ないと思う。

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