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昆虫の中には様々な方法で長い距離を移動するものがいる。
そして先々月(10月)の末に南の島で捕らえた👆このチョウも長い距離を移動する昆虫の一つで翅の模様から出発地域の特定ができる。
が!
時には様々な個体群が交雑を繰り返し“これって何処の子?”みたいなヤツもいて個体群を特定するのがマジ厄介。
だから、その個体がメスだったらメンデルさん(メンデル分離の法則)ヨロシクとばかりに産卵させ、その同系列個体を更に累代することで交雑した系列を分離することができる。
そうやって得た個体が👇こちら…
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左が台湾から中国東部の広い範囲に生息する台湾型( kezia )の特徴をもつ個体で、一方の右側の個体がフィリピン諸島に分布するフィリピン型( philippensis )と呼ばれる特徴をもつグループに分けられました。
と、言うことで…
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10月18日に海上保安庁がヘリによる救助訓練をしていた直ぐ近くで得た1匹のリュウキュウムラサキ(母蝶)は台湾型( kezia )の特徴をもつメスだったので、この子たちのお父さんはフィリピン周辺に生息するフィリピン型( philippensis )のようです。
ただねぇ、これをやって何かのためになるかと言えば…… 何も得るものはない。
そう、ただの自己満足。
でもぉ、これでイイのだ!
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