錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

コウイカの顎器(顎板)

2020年01月22日 | Bone (骨)
ここ福岡南部では海が近いと言うこともあって、この時期になると地元で揚がったコウイカが店頭に良く並びます。
と、言うことでCherryは3杯のコウイカを買ってきた。
もちろんイカ刺しで食べるためですよ。
でも、それだけで終わるのは勿体ない。
そこで、先日にUPした口顎器(カラストンビ)を観察してみようと思います。
と、言うことで早速・・・


ここでは口顎器(カラストンビ)をテーマにしていますので胴体である外套部には用は無い。
だからコウイカは早々に捌かれて刺身として盛りつけられた。
で、残った頭部で腕の中心部分を軽く押してみると・・・
硬い口球の中から顎器であるカラストンビが顔を出す。
そんなもの誰でも知ってますよ!
なーんて言われるかもしれませんが、もう少しだけお付き合いをください。


でもって、その口顎器(カラストンビ)を取り出して乾燥させたものが👆コレ!
向って右側が上顎板で左側が下顎板。
この鋭い上下の顎板を使って獲物をハサミ切って食べているんですよ。
ちなみに・・・
右側の上顎板が黒いカラスで下顎板が猛禽のトビ(トンビ)の“くちばし”に似ていることから、その二つを合わせてカラストンビって呼ばれているんですよね。
ただ、Cherry的には、どちらも大差はないと思うんだけど・・・ 
ご覧の皆さんはどう思いますか?
そして・・・・
これで話は終わらず、この先は絶滅したアンモナイトの顎器へと続くのでした。

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