2025年には発売する車の燃費は56.2マイル/ガロンに。今の2倍の燃費効率を要求するアメリカ合衆国オバマ政権、今後の自動車は生存を掛けて各メーカー共にこの数値を目指す事になる。
1976年のベストセラーカー、GMオードスモービル カトラスV8 15マイル/ガロン
2011年のベストセラーカー、トヨタカムリ 4cyl 22マイル/ガロン
確かに車の性能とエネルギーの効率はは時代と共に良くなっていると言える。同時に70年代はアメリカにおいてはV8エンジンを搭載した車が幅を利かせていた時代、この頃が車にとっては一番良かった時代だったと僕は思う。
車の燃費をアピールする時代になった、これは限られたエネルギーを多数が分かち合う為の流れでもある。今後の自動車は更に軽く小さくなるだろう、そしてスピードも走行距離も制限を受ける、ただし購入する車の値段は上がるはずだ。おそらく政府の別の意図は車の数を減らして所有者の数も減らす事も意図しているように感じる。すでにこの意図の実行はガソリン代の上昇で始まっている?
車の燃費の上昇=より良い社会の実現、ではない。
車の燃費の上昇=生きていく事が厳しい社会への対応策、が現実的ではないだろうか。
アメリカ政府が、車の燃費を2倍にしろ!と言っているのは来るべき近未来は今よりも生活しにくい時代がくるぞ!と警告しているのだと僕は感じている。