自宅近くのニューヨークが見える公園。この日は街中の住人が日没後の花火を観ようと家族で出現する。日はまだ高いが花火が始まる前の数時間様々なイベントが進行し、近くに住んでいながら日頃挨拶を交わす機会のない人々の交流の時間でもある。
続々と集まる人々。花火の開始を待つ時間も楽しめる時間である。
日本では屋台、アメリカではBBQ。周りのノイズと共にここから芳ばしい臭いが煙と共にばら撒かれる。アメリカはBBQ天国、いつでもどこでも、どんな時でも...。これははずせないな。
ファイアーデパートメント(消防署)のヘビーデューティトラック Ford F-350, こんなトラックをジッート眺めていたのは僕だけでした。(笑)
日が暮れて辺りが暗闇に包まれると強烈なバスサウンド(低音)と共に夏の夜空を花火が飾る。
花火を観ていると不思議な気持ちになる。なぜか過去に誰かと花火に行った事を思い出す、その時に観た花火の詳細は忘れてしまったが一緒に行って一緒に夜空を見上げた人々だけは忘れてはいない、思い出の回想装置が始動する。
そして、咲いた瞬間に散りゆく華を見ながら人の人生と重ねてしまう。これは人の生涯や国や文明の栄枯盛衰を...、などを垣間見るようで切ない気持ちが...。
夏の花火と共に今年の夏の思い出が一つ出来た、そして、ああーこれで夏も終わったなと、(まだ7月ですが...)実は自分の事ですよ。(笑) 僕は今、あの空に輝く花火のどの時点なのかなーと、いや不発玉だな、きっと。
と、勝手に思いながら過ごした夏の一夜でした。