2014 あけまして おめでとうございます。
インタースティツハイウェイを走っているとスティツライン(州境)という国と国との境を示したサインがある。親切な州だと後3マイルでこの州は終わりです。などと表示してあるが、時として州境を超えても、はて?いつ?州境を跨ったか分からない時がある。昨年の暮れからこの2014年への年越しはまさにそんな感じであった。
街を離れて、州を越えて、異なる空気を感じる。
時間は生きている限り皆に平等に訪れるが(何もしなくとも)、この時間というのが本当は最も貴重なものである事を感じている。人生とは、人の生とは時間の事である。昨年は長旅が出来なかった。それは、まとまった時間を作りあげる事が出来なかったかった結果である。お陰で時間の確保の難しさや、時間の貴重さを実感した一年であった。
実際にオーバーランドの旅などは、2週間程の自動車旅行の為に準備に少なくとも2、3年の準備期間を費やす事は多い。つまり、オーバーランダーとしての自動車旅行の取り組みの姿勢は長期的展望である。一つの旅の構想から計画、準備(金を稼ぐ事も含)そして実行まで時間をかけて、その間一つの夢を追いながら暮らしていく、そういった姿勢でもある。
すなわち、夢を描いたその時から旅は始まっているのである。10年20年の歳月が旅の出発にかかってもいいのではないでしょうか。青年時代に描いた夢が定年後に実現する、そういった世界なのです。人生の時間をオーバーランダーの夢と共に過ごしたいものです。
2014年が良い年となりますように。