ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

1-B A N (イチバン)

2014年03月07日 | 北米ランクルビジネス

 1973年、当時23歳のマーブスペクター氏は地元の自転車屋で働く一人の青年であった。将来の目的もなく、悶々と何をして生きていったらいいのだろう?と悩む日々を送っていた、そんなある日、彼の親しい友達の1966年製のランドクルーザーFJ40が故障し、修理を手伝う事になったのである。...

 マープスペクター氏がこの世を去って49日が過ぎた。スペクター氏は無事にマーメードに連れられて三途の河を渡る事が出来たと思っている。49日という期間はあの世では一瞬の出来事だ、なにしろ時間という概念が死と同時に無くなる。死ぬと一瞬にして過去の全ての記憶が鮮明に蘇えると聞くが、それは時間が消えた現象だと理解している。

 2月14日はバレンタインディあった。バレンタインの日は男性は女性に花を贈るのがアメリカの習性である。残された妻のケイさんにとっては寂しく感じた日であった事は想像に及ばない。マープ氏はとても妻のケイさんを大切にされていた。スペクター氏から学ぶ事はランクルの知識やコレクションの数ではなくて、家族を大切にする、そういう姿勢。これこそがランドクルーザーを愛したスペクター氏から皆さんへの贈り物ではなかったか、と感じている。

 SORのサイトには妻のケイさんからの感謝の言葉と、来たる5月4日(日曜日)にカリフォル二アのチャッツワースにあるSORの敷地内でマープ氏の追悼式(スペシャルイベント)が行われる旨が記されています。

 スペクター氏は生前本当に多くの人々から慕われた様です。そしてその根底にあったのは、ランドクルーザーに対する愛と奉仕、そして、それを支えたのが妻のケイさんに対する愛情。1-BAN の本質とはまさにここに帰するようです。

 

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