合衆国に永住を決めて、20数年間の歳月を日本人学校の先生として貢献されてこられた。今後も、定年を迎えるまで教師として教鞭を振るい、海外で育つ日本人の日本語教育の為に生きようと決意されていた。
Y先生、その後いかがお過ごしでしょうか?
311は多くの方の人生を劇的に変えました。Y先生はアメリカで教師の仕事を辞めて、震災後、故郷(東北地方)へ還ってゆかれました。還った所で仕事があるのか?生活はして行けるのでしょうか?家族はどうなりますか?
分からない。
とにかく、皆を助けたい!んです。
自分に何が出来るかは分かりません。
とにかく行きます。もう帰ってきませんので...。
人の運命の流れが代わった。Y先生は自分の心の中から湧き出て来る衝動で動き、心の声に従った。
そのY先生が最後に生徒に送った言葉:
困っている人がいたら、
勇気を出して、
声をかけてあげて下さい。
311から3年が過ぎたが、おそらくY先生は今も後悔されていないと思う。
そして、これからも。
がんばろう日本!