昨晩はまた帰宅が遅くなった。家の前で隣人のK君とポルシェを前に話し込んでしまったからである。今朝は少し寝不足です。クルマ好きというのはなかなかいい根性をしている。三度の飯より、寝る時間より、ポルシェと共にいたい。恋に落ちたという状態で、ポルシェと常に一つになっていたい。クルマに惚れ込んだ男が共通して通過する思春期である。
マフラーを変えたんだ、音を聞いてくれ!
時間は夜の12時頃。
K君は幼い頃からポルシェに憧れていた。成人して大人になり、実際に職に就いて働き出すとポルシェ(911系)の新車はいかに高価な品物であるかが分かった。彼はポルシェの所有を諦めてはいなかったが、どおーしても、という執着心ではなく、自分の中に優しい夢としてその所有欲を仕舞っておいた。ところが今年になって、中古ポルシェ売り、の掲示を観て眠っていた所有欲が目を覚ました。値段も乗用車を買う程の値段だったので即決!金の掛かる消耗部品の交換や整備は本とネットで独学し、友達ネットワークを使って部品を入手、片道3時間かかるペンシルバニア州の知人がやっている修理工場に、リフトを使う為に往復する根性を持っている。その結果、彼は今、理想とする足回りと理想とする音を手に入れた。彼の中に有る、理想のポルシェ、ポルシェらしいポルシェ、が現実となってきた。そしてポルシェを駆って天気の良い週末の朝に走る、っいうのが彼が描くポルシェのある生活である。
実は、不思議だと思っている事がある。それはまず隣の家(ほぼ、くっ付いています)にクルマ好きなクレージーがやって来た事。そして、彼が求めているポルシェのある生活っていうのは実は憧れとして僕の中にもあった。その理想を僕に変わって実現させてくれているっていう感じがするからである、ガレージにあるポルシェを見る度に理想が消化された気もする事。
ただ、一つ苦手な事がある。『今度、隣に乗せてあげるから走りに行こう!』これには、NO THANK YOU, です。実はスポーツカーを運転する事はいいのだけど、助手席に乗るのは超苦手なのです。(汗)
...それ故に、昨晩は睡眠不足かも、(笑)