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ジープラングラーは特に2006年のJKから北米市場において好調な売り上げを維持している事を評価したい。
数年前と異なって、近年の原油高でガソリン代は更に高くなった。トラック構造のラングラーの燃費は決して良いものではない。更にアメリカでは消費者の為に商品の性能や安全性(自動車)を数値で示して購買の為の参考にするコンスーマーレポートという媒介体がある、そのレポートの中でも常に堂々とワーストナンバーワン(最悪)の位置を長年維持している。そんな車の売り上げが伸びている事に対して、さてはて?どの様に説明するのだろうか?
継続的な売り上げを維持しているのは新車だけではない。中古市場においてのラングラージープの価格は高く維持されている(査定価格、中古車価格はナンバーワン)、即ち他の車に比べて価値が下がり難いのがラングラーの特徴である。
これだけを観てもラングラーは何か特別な車である事が感じられる。
更にラングラーには他社、他車種が取り扱っていない製品がある。
その一つが、
ジープブランドのリカバリー用品を揃えている事だ。
即ちジープラングラーは車を売っているだけではないのだ。
四駆カルチャー(文化)を築こうとしているのだ、
と理解したら合点がいく。
ジープはミリタリーのイメージから脱却してアウトドアー指向のレジャービークルへの転換に成功したと思っている。
10周年を迎えたラングラールビコン
フロントボンネットの文字は更に大きく太くなり一つの定番となった。
今後の課題は!?
それは明確だ。
不要な豪華性、不必要な電子計器を取り付けて肥満体質にならないか、
逆に言えば今よりも更にシンプルなジープを目指せ!という事だ。
これがラングラーの試練であると思う。
そしてその為には、
大多数の消費者の意見は聞くな!
と忠告したい。
唯一、本格的なジーパーの声だけを聞け!
そういったラングラーシリーズがジープの中核であって欲しいと思っている。
...いろいろ付けなくても売れるんだからね、
お願い!
いや、その姿勢ならば売れ続けるよ、と言いたい。
...えっ!既にそのつもりだって!/
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