寒気の冬こそオープントップでヒーターを全開にしてマツダロードスター (MAX-5) を駆るのが最高に楽しいと語っていたある方の事を思い出した。しかし、このイーグルVトゥィンエンジンを搭載しロードスターの5速マニュアルを組み込んだモーガン3ホィーラーには室内暖房は無く走行風を遮るフロントウインドウは小さい。クルマというよりもオートバイに乗る感覚で搭乗者達はヘルメットを着用していた。安全で快適な自動車に慣れた現在の人々に対して、形にして放つ個性と主張は半世紀の時代を継続して現在に至っている。変わらないことを主軸に生き続けてきたモーガンならではである。3ホィーラーにはスポーツカーを走らす本当の楽しみが秘めらている。希少な事もあり非常に注目される存在であるがゆえに駆るには勇気が必要だが、このクルマでなければ得られない世界があるのだという事は一目瞭然である。
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